2024年冬季号№4
新年明けましておめでとうございます。今年の干支は辰。辰年は政治の大きな変化が起…
攬勝亭(らんしょうてい)は、会津藩初代藩主保科正之公によって命名され、御薬園・可月亭とともに会津三庭園に数えられています。この攬勝亭の敷地は仙台市の不動産会社が購入保有し、宅地に造成することが決まっていました。「攬勝亭を守る会」は賢明の保存を訴え、そしてマガジンでも攬勝亭の保存に関わる記事を幾度となく掲載し、この庭園の保存を訴えました。しかしその訴えも空しく破壊されてしまったのです。
その攬勝亭の大正初期ころの姿を記録したとみられる写真が、会津若松市の個人宅から見つかったのです。関係者は「現存しない庭園内の建物が撮影されており、攬勝亭の住時の姿が分かる貴重な資料」だとしています。
攬勝亭は江戸時代に藩士の身分を持つ豪商だった長尾氏の邸宅内にあった庭園。後に江戸時代初期の代表的な作庭家・目黒浄定によって修景されたと伝わります。
この写真を発見したのは、市文化財巡視員を務め、戊辰戦争研究会の会員でもある長尾修さん。攬勝亭の旧所有者の子孫から、市内の個人に贈られ秘蔵されていたという。庭園の写真が掲載された絵はがきをさらに撮影したものとみられ、「旧藩公御遊園 攬勝亭」との説明が添えられていたのです。
郷土史を調査している研究会の会誌には、大正初期に撮影された園内の写真が絵はがきとして発行されたとの記述があります。
写真は3枚ありますが、このうちの一枚がこの写真。現存していないかやぶきの建物が記録されています。
今月号の表紙のこの写真、本物の写真はモノクロ写真です。いつものごとくカラー写真に修正して、菖蒲の花を添えてみました。
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超爽快な時代小説「超高速参勤交代」が人気を得たのはまだ記憶に新しい。 湯長谷藩館址の石碑前で戊辰研メンバーの記念写真 一年の江戸詰めを終えて、帰郷したばかりの磐城湯長谷藩に5日以内に参勤せよと、再び江戸への参勤の命が下った。貧乏な磐城湯長谷藩…
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いよいよ、倉敷にも聖火が来るようです。さて、見学に来ようかしら、、家は陸橋のすぐ後ろの茶色の建物(アパホテル)の真裏です。駅前からすぐ、美観地区方面に歩いていくと右手に都市開発地域が見えてきました。完成は9月です。商業設備から医療、銀行、様々な業種が集まり、…
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白虎隊墓地のローマ碑当マガジン11号に「会津白虎隊とローマ碑」と題した記事を書きましたが、そのローマ碑について、昭和天皇と駐日イタリア大使のポンペーオ氏の白虎隊記念碑について会話を交わした史料が外務省外交史料館に残っていたという記事の新聞報道がありました。 …
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わが故郷ー美の追求私は、この集落で生まれました。同じ写真を欧米にも発信しており、ものすごい閲覧です。3時間に100人見ています。 欧米版を日本語に翻訳すると。「美の追求こそ、人生の目的だ。人のために、時間と、お金を使うのだ」です。私設美術館を構築するには「私…
記事テーマ:「坂下門外の変」の怪
坂下門 1月15日、午前10時頃、お堀端にある安藤邸を出た行列は坂下門へ向かった。護衛と道具方50名からなる共連であった。 襲撃のリーダー格である水戸藩浪士平山兵介は、安藤信正の行列が襲撃位置に達するや、斬奸趣意書を高々と掲げて行列の最前列へ走り、仲…
2021年4月某日、福島県より神奈川県に転職転居しました。活動範囲を広げるためにおもいきって移住し、新生活前に6泊7日の気分転換をしに近畿地方へ旅行。旅行内容は、奈良吉野、奈良公園散策と京都幕末散策と城めぐりを計画。基本知識だけ身につけていざ行動。さて、奈良…
自己紹介にかえて はじめまして。この度、戊辰戦争研究会に入会させていただいた札幌市在住の一柳です。自己紹介を兼ねてマガジンに投稿せよとご指示をいただいたので、私と貴地会津若松の縁についてご紹介してこれに代えたいと思います。今は亡き母が会津出身の曾祖父から伝え…
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記事テーマ:今月の戊辰研お薦め本&お買い得本
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記事テーマ:戊辰戦争研究会ホームページのご案内
戊辰戦争研究会のご案内です。掲示板や論文コーナーがあります。会員募集中ですので、加入希望の方はホームページの「入会案内」をお読 みになって「メール」にてご応募ください。下記バナーをクリックで「戊辰戦争研究会ホームページ」が開きます。どうぞご活用ください。
記事テーマ:「ザ・戊辰研マガジン」のバナー掲載
当マガジンはネットで見るマガジンです。 パソコンは勿論ですが、スマホ等のモバイル機器で見る事が出来ます。 このマガジンの閲覧統計を見ますと、約4割の方がモバイル機器で閲覧しておられます。 ザ・戊辰研マガジンでは下記のバナーを用意してあります。 ホームペ…
新年明けましておめでとうございます。今年の干支は辰。辰年は政治の大きな変化が起…
戊辰戦争では、当時の会津藩は鳥羽・伏見の戦いで「朝敵」とみなされ、その後も新政…
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