坂本龍馬の熱烈なファンという横須賀市内の飲食店主、斎藤秀一さんが企画したカステラが発売されている。
その名も「龍馬の焼いたカステラ」。龍馬自身が焼いた史実はなさそうだが、「龍馬はカステラと縁があり、販売を計画していたかも」と幕末に思いをはせている。中学時代から龍馬に心酔し、現在は同市日の出町で「やきとり竜馬におまかせ」を経営。「龍馬は浦賀に黒船を見に行ったとする話があります」と地元とのかかわりを語る斎藤さんには、市内で晩年を送ったという妻おりょうと龍馬をテーマにした著作もある。
斎藤さんは、龍馬や海援隊士らの手による雑記帳として伝わる「雄魂姓名録」(京都国立博物館蔵)にカステラのレシピが載っているのを知り、それを基に菓子店「精栄軒」(同市西浦賀町)に試作を依頼。「それがいける味だったので商品化が実現しました」 斎藤さんによれば、龍馬とおりょうが日本最初とされる新婚旅行をした際、カステラをお弁当代わりに持っていったとの逸話もあるという。
「新婚旅行の霧島登山に、小松帯刀から「これは薩摩が作ったカステーラでごわす」と手渡された当時の味!カステラは龍馬とゆかりの深いお菓子。横須賀発の1品になれば」と期待している。 龍馬、おりょうの2種類のラベルがあり、龍馬ファンは見ているだけでも美味しいかも!
読者コメント