桜の花が開花し始めるほどの季節となりました。いつもであれば桜の花の下では、花見で人々が賑わう姿が見られますが今年は、コロナということもありイベント自粛傾向で、外にでれませんね。そこで、少しでも気が晴れたらと思い過去帳のなかから厳選して「桜」をお届けします。
①三春滝桜(福島県田村郡三春町)
日本三大桜に数えられる紅枝垂桜は、県民であれば誰しもが知っています。1922(大正11)年に国の天然記念物に指定され、四方に伸びた太い枝に、真紅の小さな花を無数に咲かせ、水が滝のように流れ落ちるように見えることから【滝桜】と呼ばれるようになりました。
②観音寺川の桜並木(猪苗代)
川桁地区にある観音寺川でその上流には、可愛らしいお地蔵さまが出迎える観音寺があります。ソメイヨシノを中心とした桜並木が約1km続き、満開時に、桜のトンネルになるのは見物です。また、ライトアップされる夜桜も堪能できます。
③合戦場のしだれ桜(二本松市)
国道459号沿いは、平安後期に、八幡太郎義家と安部貞任・宗任兄弟が戦った場所として言い伝えられているため【合戦場】と呼ばれています。一面に菜の花が咲き小高い山のかげにしだれ桜があるので場所を変えると様々な表情を見せてくれる桜です。
④紅枝垂地蔵桜(郡山市)
滝桜の娘といわれ、樹齢は、約400年。妖艶なピンクの花が特徴です。桜の下には、地蔵堂があり昔から赤ん坊の短命・夭折の難を逃れるために願掛けをしていたそうです。
⑤上石の不動桜(郡山市)
不動明王をまつる不動堂の境内にある樹齢約350年の桜で、幕末ごろに、寺小屋として使われ、その名残が天井などに落書きがあるようですが…覗けません。
⑥石部桜(会津若松市)
会津五桜の一つである樹齢約650年のエドヒガンザクラ。中世会津領主の葦名氏重臣の石部治部大輔の庭にあったといわれる10本の幹からなり、のびのびと枝を広げる姿は、見る者を魅了します。大河ドラマの八重の桜オープニングにもなりましたね。
⑦弘法桜(三春町)
沼沢館跡にある小高い丘の上に共同墓地があります。永眠を見守るかのように、二本のエドヒガンザクラがあります。また、弘法大師坐像石造石仏が1715年に作られたことからこの名前がついたそうです。※見つけにくいので、行かれる際は、シーズン中に、看板がでますのでそれをたどるようにお願いします。
⑧花園しだれ桜(棚倉町)
池の脇に植えられた樹齢約160年以上の一本桜で、田園風景を背に、池の水面に映る逆さ桜は見物です。※足とられて池ぽちゃ注意です。
⑨夏井千本桜(小野町)
夏井川両岸5kmにわたり約1000本のソメイヨシノで、桜を眺めながら遊歩道をのんびりと歩くことができます。※鳥の糞には注意してください。
⑩新田大山桜(いわき市三和町)
樹齢400年以上といわれる市指定保存樹にされている山間部の一本桜です。ものすごい山道を進むと、赤みを帯びた葉と共に、淡紅色の花をつけます。※現在工事中につき通り抜けできるか不明です。ちなみに、遠野方面からも行けます。
さて、いかがでしたでしょうか。
まだまだ県内には、沢山の桜スポットがあります。ちょっとした気分転換に穴場を探して四季を堪能しませんか?
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