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ザ・戊辰研マガジン

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凄いゼ、会津坂下町!

2020年01月19日 19:07 by tetsuo-kanome

 会津坂下町は、会津盆地の西部に位置しており、美味しいお米がとれることでとても有名です。皆さんは、会津坂下町を正確に読めますか?普通の読み方は「あいづさかしたまち」ですが、本当は「あいづばんげまち」と読みます。会津坂下町の人口は、1万5千人。 私は、父親が公務員でしたので、小学校四年生から六年生の三年間、この会津坂下町で育ちました。およそ50年前の会津坂下町は、豪雪地域で初めて会津坂下町に到着した際には、積雪が多くてとてもびっくりしたことを鮮明に覚えております。毎年の冬になると降り積もった雪が屋根から落ちてきて、その雪を固めるとカマクラを簡単に作ることもできました。会津坂下町で過ごした三年間は、私にとりまして思い出がいっぱいです。Facebookでは当時の親友と友達で、今でも交流しているくらいです。

 会津坂下町は、日本酒、古墳、歴史的遺構、お祭り、グルメ、温泉と会津を誇るものが目白押しです。坂下(ばんげ)を詳しく紹介したいと思います。

 まずは、日本酒で全国的に有名な銘柄があります。誰もが知っていると言っても過言ではない大人気の日本酒「飛露喜」は、会津坂下町の廣木酒造が蔵元です。2019年の純米吟醸酒部門で1位を獲得しました。

【飛露喜】

 廣木酒造は、越後街道沿いにあり、古くから「泉川」の銘柄で親しまれてきました。現社長の廣木健司さんが家業を継ぎ、1999年に世に送り出した新ブランド「飛露喜」(ひろき)は瞬く間に日本酒界を席巻。甘み、旨み、香りが三位一体となった、いつ飲んでも旨いオールマイティな日本酒。スタンダードな一本は「特別純米 飛露喜」。フルーティでなおかつしっかりした旨さがあり、長い余韻を持ち、飛露喜(ひろき)は「喜びの露が飛び散る」という名前にふさわしい。また「無濾過生原酒」のジャンルを広めた功績も大きいです。一時は廃業を考えたほどだといいますが、今では信じられないほどの人気です。蔵元さんいわく、「濃密な透明感のある、存在感のある酒を造りたい」その言葉どうりの酒質、存在感があり、食卓の主役となれるお酒です。限られた本数しか製造されない為、地元会津でもここ数年品切れ状態が続いております。また、地元では「泉川」醸造元として知られており、こちらは地元優先出荷の為地元飛露喜販売店では、ほぼ随時店頭に並んでおります。こちらは、いつ飲んでも飲み飽きの来ないお酒です肴をつまみながら、ゆっくりと飲んでいただきたいですね。また、まれに発売される「限定 泉川」も、見逃せません。「飛露喜」は、地元会津坂下町の役場の町長でさえも、簡単に手に入れることができないほど大人気です。わが戊辰戦争研究会の現会長の伊藤さんは日本酒党ですが、「飛露喜」はもちろん大好きですよね。

 また、会津坂下町は、もう一つ見逃せない日本酒があります。曙酒造の『天明』と『一生青春』です。旨味、甘み、酸味のバランスを考え一本一本の個性を大切にしております。食中酒タイプのブランドです。日本酒に流れる季節感を表現しています。 『透明感= 丁寧な酒造り』 を心がけた清き酒を目指した日本酒です。

【天明・一生青春】

  また、会津坂下町には、古墳が二つあり、亀ヶ森古墳と鎮守森古墳です。古墳時代前期後半の4世紀後半頃の築造と推定されております。特に亀ヶ森古墳は、福島県では最大、東北地方では第2位の規模の古墳です。会津盆地の代表的な古墳としては亀ヶ森古墳とともに会津大塚山古墳(会津若松市一箕町)の築造も知られ、両古墳は古墳時代当時の会津盆地の様相を解明するうえで重要視される古墳になります。亀ヶ森古墳・鎮守森古墳の古墳域は1976年(昭和51年)に国の史跡に指定されております。

【亀ヶ森古墳と鎮守森古墳】

 

 また、会津坂下町には、会津ころり三観音のひとつ「立木観音」があります。「立木観音」は、金塔山恵隆寺にあり、身丈二丈八尺(8.5メートル)の十一面千手観音像は立木に彫られたもので、我が国最大級の仏像です。観音堂とともに国重文に指定されています。千手観音像を中心に祀られている二十八部衆・雷神・風神三十体の脇侍がかもし出す宗教美の世界は私達の心を魅了して離しません。「立木観音」を観ると息をのむほど圧巻です。

【立木観音】

【上宇内薬師】

 「上宇内薬師」は、会津五薬師の一つであり、像高183cm、ケヤキの一木造りの坐像である。胸板を厚くして体感那の量感をだし、全体的に穏やかで十世紀の造像と考えられる。国指定重要文化財。「上宇内薬師」は世間的にはあまりしられておりませんが、私は見に行きましたが、そのお姿は圧倒的で美しくし素晴らしいの一語です。

 

【法界寺と中野竹子の墓】

  戊辰戦争の婦女子隊の薙刀の名手であった中野竹子のお墓があるのも会津坂下町の法界寺です。法界寺の中では中野竹子の遺品も見ることができます。

 坂下には大変有名なお祭りもあります。「奇祭大俵引き祭り」です。坂下の初市の大俵引きは、極寒の中、下帯一本の男衆が東西に分かれ、長さ4メートル、高さ2.5メートル、重さ5トンの大俵を勇ましく引き合います。上町(東方)が勝つとその年の米の値段があがり、下町(西方)が勝つと豊作になるといわれています。また、引き子は一年間無病息災になるといわれ、全国から引き子が集まります。 役場前では行事の開幕を告げる安兵衛太鼓が披露され、福餅つきや拾うと一年間福を授かると言われる福豆俵まきも行われます。 毎年1月14日に会津坂下町役場前メインストリートで開催されます。

【大俵引き】

  次は、スウィーツです。現在、会津のお土産の一番人気は「太郎庵」です。この「太朗庵」の本店も会津坂下町にあります。現在は、会津地方内に11店舗を構えていますが、それぞれのお店によって雰囲気が違うのも魅力的。中にはジェラートが食べられるお店や、カフェ併設のお店などもあるので、それぞれのお店を訪れる楽しみがあります。太郎庵のお菓子の中で県内外に多くのファンを持つお菓子が「くいっちぃ」です。見た目は普通の饅頭ですが、中に入っているのは、なんとクリームチーズ!皮にもチーズが使われているので、チーズ好きにはたまらないスイーツです。「太郎庵」といったら、外せないのが「会津の天神さま」。ふんわり生地に塩味のきいたチーズクリームをサンドした会津を代表する銘菓です。「会津の天神さま」、季節ごとに様々な味が発売されます。抹茶やチョコ、いちごといったオーソドックスなものだけでなく、桜やキャラメルりんご、ブルーベリー、夏みかん、レモンなど、その種類は実に様々。そして、私の一押しが「会津桐」の切株をイメージして作られたバウムクーヘンの『会津桐』です。会津の美味しい米粉を使用したふんわりと軽く、しっとりしていて口どけも抜群なので、ぜひ一度食べてみてください。

【太郎庵のお菓子】

 そしてそして、私が忘れられないのが「いしやま食堂の冷やしラーメン」です。会津坂下町に再訪したら絶対必ず立ち寄ります。まさに私の思い出の味であり大好物です。私が小学校四年生の頃の味と全く変わっておりません。数年前、両親と私で訪問した際に、お店のご主人に名前を伝え、よく「冷やしラーメン」の出前をお願いしたと言ったら、苗字も変わっているためか、我家のことを御主人は覚えていらっしゃいました。いやぁ、感激です。皆様も会津坂下町に行きましたら、絶対「いしやま食堂」の「冷やしラーメン」を食べてくなんしょ。

【いしやま食堂の冷やしラーメン】

 最後に、会津坂下町には、「温泉」もあります。

【糸桜里(しおりのさと)の湯ばんげ】

  「糸桜里の湯」は、会津盆地と磐梯山を見渡せるパノラマ大浴場や露天風呂、ハーブ風呂やジェットバスなどバラエティ豊かな浴場をご用意しております。入浴の後は、地元そば粉100%の極上の十割そばで一休み。

 【洲走(すばしり)の湯】

 

 「洲走の湯」は、150年前に創業以来、「みんなの田舎」のような寛ぎの空間を提供しています。とろりとした肌触りが特徴的な湯は、皮膚病への効果が高いといわれている名湯です。

【津尻温泉】

  「津尻温泉」は、裏山の滝に面しているため、滝の湯と名付けられました。 窓越しに滝を眺めながらのんびりお湯に浸かればじっくり身体の芯まで温まって冷めにくい! その泉質の良さは特に評判で湯治に訪れる方や遠方からも常連のお客様が来訪されるそうです。

 日本酒、古墳、観音様、薬師堂、中野竹子の墓、お祭り、グルメ、冷やしラーメン、そして温泉と、まさに、凄いゼ、会津坂下町!!!

【記者 鹿目 哲生】

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