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ザ・戊辰研マガジン

2020年02月号 vol.28

「日本初の新婚旅行 龍馬とお龍の思い出のカステラ」

2020年01月31日 16:33 by minnycat

 横須賀の老舗「精栄軒」のおりょうと「龍馬の愛したかすていら」を私が幕末ファンだと知っている横須賀の友人から贈って頂きました。当時のレシピで再現されたものだそうです。

 慶応二年、一月二十三日、寺田屋で受難し、手首に傷を負った龍馬は西郷隆盛の進言もあり、妻のお龍を連れ湯治のために、三月四日、大阪から薩摩汽船「三邦丸」で鹿児島へ向かう。薩摩で明治維新の原動力になった「薩長同盟」の仲介人という重要な任務を終えた龍馬は、土佐から上洛した中岡慎太郎の仲介でお龍との結婚披露を行った。しかし、幕府のお尋ね者になってしまった龍馬は、気軽に出歩くことも難しく、寺田屋の事件もあったため、西郷隆盛や小松帯刀らは、京を離れ、薩摩へ行くことを勧めたのである。これが、日本で初めてといわれる「新婚旅行」となった。

 主な滞在先であった霧島温泉は、当時も全国的に有名な名湯である。ここでお龍が「霧島山に登りたい」と言い出す。薩摩藩家老の小松帯刀から「これは薩摩が作ったカステーラでごわす」と手渡される。当時は油紙で包まれて、特徴はハチミツでなく、琉球の黒糖を使っていた。「山はご飯は禁物だからこれを弁当に」と“カステイラ”を渡されたと、お龍が晩年に語っている。この旅は幕末の動乱期、龍馬とお龍の大切な大切なワンシーン。この新婚旅行の思い出を龍馬は姉の乙女に長さ二メートルにも及ぶ手紙で書き伝えている。

 そして、また、カステラのレシピが海援隊の雑記録『雄魂姓名録』に残されている。「カステイラ仕様」と題されて、卵、うどん(粉)、砂糖、これを合わせて焼く。卵と砂糖をたっぷりと使って香ばしく焼き上げたカステラは、当時もの憧れの味でもあったのでしょう。

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