ザ・戊辰研マガジン

Vol.5

村上殿の、日々、徒然なるままに!

2018年02月22日 17:55 by murakamidono

I 若い人たちへー歴史を見直すこと  私は長年、米国人の家庭で生活した。欧米には「ガラクタ文化」もある。 日本では、明治維新以降、外国の物まを「文明開化」というらしい。つまり、「ガラクタものまね文化」を「文明開化」というのだろう。  現在、地方は人口減で、小学校数が戦後の10分の1となった。今後、大学も含め、教育機関が倒産する。製造業も含め、これからの産業界には、予想しなかった事態が起こる。このままでは日本は「犯罪大国」「自殺大国」になりかねない。  明治から戦後にかけて、ユダヤ人に関する本が山ほどある。そうした論文や本は1000件もあるそうだ。ところが、「ユダヤ人と個人的に交流した人がいない」のである。米国で、多くのユダヤ人と交流した私から見ると、不思議に思う。

  野口雨情は「7つの子」で、「山のふもとに来て 見てごらん」と言っている。私は小学生の時、雨情のいうとおりに、高い木に登った。巣にカラス7匹はいない。「7つ」の意味は「雨情の子供が7歳である」ことが分かった。ところが、雨情の言うことを聞かずに、「7つ」を議論している大人の知識人が沢山いる。人の言うことなど聞かないのだ。上記の話と同様で不思議に思う。

II 若い人たちへー外国人に誇れる文化に注力  国際化の基本は「外国人に誇れる文化を持っているかどうか」である。文化とは「自分で調べたもの」もよいでしょう。ところが、特に明治維新以降、「外国の物まね」を文化と思っている知識人が非常に多い。「物まね」を文化と思うと、「日本人のやること、外国人誰でもできる」ことになる。日本が衰退傾向にあるのは、基本的に「物まね」だったからである。 日本には、アジアにない「しなやかさ」がある。これが典型的に出ているのが「踊り」である。富山県八尾(やつお)の「風の盆」は外国に誇れる日本最高の文化の一つと思う。  文化の形成で大切なことは、年に3~4か月は、農閑期といって働かないことである。「がりがり働く」と文化は形成されず、国そのものが衰退する。もう一つ大切なことは、「女性を大切にする」ということ。養蚕農家では、特に女性が「座くり」で作る絹糸が高く売れ、女性たちは「宝」であった。明治維新以降は製糸工場へ出稼ぎに行った。八尾では、女性たちの稼ぎが大きかった。男性は農閑期に「三味線」などの楽器作りに励んだ。  米国では「薩長思想」を非常に嫌う。天皇を中心とする富国強兵は「もってのほか」である。「なぜ、米国人はそれほど嫌うのか」と疑問を持つ大人もいると思うが、「まずは米国へ行ってみる」ことである。環太平洋国家群の人口は30億人はいるのでは。「間違った思想」は国家の品格に泥を塗るようなものである。

III  若い人たちへー養蚕と製糸文化  外国にお見せできる日本のご婦人たちが作った文化を述べる。 江戸時代の八尾は養蚕と座くりが盛ん。

 明治維新後は製糸場へ出稼ぎにいった。現代、 八尾の「風の盆」を見る観光客は、9月1-3日で30万人。外国に誇れる日本最高の文化。   村上市の桧原(ひばら)では今も養蚕をしているが、繭は「繭の花」作りに使用される。養蚕と繭の花作りは、日本でここだけ。ご婦人達が考え、国民の税を使わずに、日本文化を構築した。私は、ここを観光ルートにしようと努力している。  

 富岡製糸場は国の政策として設立されたため、国民の税金が投入されている。製糸の輸出で外貨を稼ぐのが目的だった。働いたのは工女である。ここは、世界記憶遺産となっているが、これは建物による。機械による製糸は外国文化であり、滅んだ。建物は日本文化であり、「これを保存しょう」とした片倉製糸が偉い。

IV 若い人達へー「田舎の何でも植物園・本保美恵子」  田舎はとても楽しくファンタジーな世界である。私の生家から自転車で20分くらいの所に、「大場沢」という集落があり、そこの本保美恵子さんが、いろいろの花を栽培している。本保さんは「田舎の何でも植物園・本保美恵子」というブログを開いているそうだ。私はブログが不得意なので開いていないが、いろいろの花が映っていると思う。興味あったら本保さんのブログを開いて下さい。本保さんの花は2回NHKで放映されたそうだ。私は、ここも「観光の目玉に」と考えている。  この集落に、木から「ほうずき」を作っておられるのが「木林(きばやし)」さん。販売用で、握りこぶしの半分くらいのものが約800円である。買って戴けたら嬉しい。ある程度の収入がないと観光維持はできません。ここも観光の目玉としたい。

 大場沢のお寺(普済寺)で、ご婦人たち6、7名と和尚さん2人が「ご詠歌」を唱和している。定期的ではないが珍しい。ここを観光の目玉にするには、観光客一人当たり数千円はかかると思う。  「大場沢」は戦国時代に城下町で、「大場沢城」があった。美しい光景が次から次へと私の脳裏を駆け巡る。

V  外国人に誇れる文化観光コースー「尼さんの托鉢」   戦後、尼さんが、ときどき托鉢に来た。我が家に泊まったことが数回ある。 これは外国に誇れる日本文化と考えるが、再現が難しい。まず、尼さん2人が必要である。宿は何とかなる。これを「形」として再現すると、それなりに費用が、かかる。  民家800~1000軒くらいなら、事前に、私が声をかけておき、米などを戴くことができるが、肝心の尼さん2人がいるかどうかである。  子供の時、お寺で、会津の剣舞も見たが、観光にするとなると、公演に1時間としても、週に5日程度となり、それなりに難しい問題がある。どのように再現するかを考えている最中である。

VI  外国人に誇れる文化観光 「バードウオッチング」  外国人だけでなく日本人にも感動を与えるのが「バードウオッチング」である。 戦後まで小鳥が営巣する木が沢山あったが、昭和40年ころ、そうした木はことごとく、切られた。とにかく、地方が貧弱になり、子供が非常に少ない。近い将来、この影響が大学まで来る。  「バードウオッチング」の問題は都会も同じで、役に立たない街路樹を沢山植えて、「あぁ、きれいだな」と思っているようだ。木の剪定に、年に数百万円を浪費している。「バードウオッチングだけで、どれだけお金が入るか」を分かっていないようだ。とにかく、無駄が膨大で、日本は相当に厳しい状況に突入しつつあると思う。小鳥が営巣する木は特定の木で、都会にあるような木には営巣しない。 「どのような木に営巣するか?」は「自分で小鳥に聞く」ことである。これは小学低学年の課題である。

V 若い人たちへーお金を儲ける「バードウオッチング」  首都圏なら、5万坪くらいのところを原生林にする。ここを「バードウオッチング」の目玉にする。「憩いの森」でもあるので、老若男女、観光する人が、年間200万人と仮定する。入場料を1000円とすると、年に200億円になる。200億円あると、多くの仕事ができる。年に100万円の稼ぎが2000人創出できる。(ゼロが多いので計算にミスがあるかも)。  冬になると「フクロウ」なども来るので、「フクロウ・バードウオッチング」はできるが、年に3か月間はお休みとする。富岡製糸場、八尾の「風の盆」、村上の「繭の花」などは、世界に誇れる日本最高の文化であるが、「長期休み」があったから生まれたのである。休み中に、「いかにしたらい観光客が増えるか」「人のため、地域のため」を考えるのである。  5万坪を田んぼにすると、年間売り上げは100万円にもならない。苦労して100万円である。とにかく現代社会は「お金にならないことをするのが大好き」。「働けばは働くほど、国が貧弱になる」。「人と競争させてはいけない」。日本が凋落しつある理由は「この競争」にある。

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