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『気候変動サミット』開催(2021.4.22)

2021年05月27日 18:43 by tetsuo-kanome

【『気候変動サミット』開催を呼びかけたアメリカ大統領ジョー・バイデン】

【『気候変動サミット』の様子】

【地球規模の温暖化の現状】

 

 アメリカのジョー・バイデン米大統領は今年1月の就任初日に、トランプ前政権が離脱した地球温暖化対策の国際ルール「パリ協定」に復帰することを決めました。気候変動対策に熱心に取り組む姿勢を打ち出し、4月に首脳会議(サミット)を開く方針を示しました。その方針どおり、バイデンアメリカ大統領主催の気候サミットが4月22日に始まり、日本や中国、EUなど世界各国・地域の首脳40人が招待され、気候変動対策についてオンラインで議論を行い23日まで開催されました。 「気候変動サミット」では、「パリ協定」の目標である産業革命前と比べて気温上昇を摂氏1.5度に抑制するためのNDC(国が決定する貢献)について、パリ協定に復帰した米国が新たに「2030年までに2005年比で温室効果ガス(GHG)50~52%削減」という目標を発表しました。パリ協定離脱前、オバマ政権時に設定したNDCは「2025年に2005年比でGHG26~28%削減」でしたが、この目標を2倍近くに引き上げたかたちとなります。関連して、日本は2030年度に2013年度比でGHG26%削減だった目標を46%削減に引き上げ、カナダは2030年までに2005年比でGHG30%削減だった従来目標を40~45%削減に引き上げました。英国は2035年までに同78%削減の目標を表明しました。 二酸化炭素(CO2)排出量世界1位の中国の対応について、習近平国家主席は、2030年までにCO2排出量をピークアウトさせ、2060年のカーボンニュートラルを目指すとする従来方針を述べるにとどまりましたが、米国などから批判されている石炭消費については「第15次5カ年(2026~2030年)で段階的に減少させる」との方針を明らかにしました。また、世界のCO2排出量に占める国・地域別割合が高いインドのナレンドラ・モディ首相は「気候変動に責任ある開発途上国として、インドに持続可能な開発のテンプレートを作るべく、パートナーを歓迎する。そのためにバイデン大統領と『気候・クリーンエネルギー・アジェンダ2030パートナーシップ』を立ち上げる」と、米国との今後の協働を強調した。ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は「昨日行った年次教書演説で、2050年までのCO2累積排出量の大幅削減を課題に掲げている」「サハリン地域で開始した炭素排出量取引の試行によって、同地域は2025年までにカーボンニュートラルを実現できる見込みだ」と述べ、目標達成に向けて取り組みを強化していく姿勢を見せました。 バイデン大統領は会議で「科学者は今後10年が決定的に重要だと言う。気候危機による最悪の結果を避けるための行動を各国は決定しなければならない」「このサミットが11月に開催される第26回気候変動枠組み条約締約国会議(COP26)に向けた最初の一歩だ」と述べ、各国に気候変動対策強化を訴えました。また、同22日に発表された新たなNDCに関連した「ファクトシート」によると、今回のNDCはホワイトハウスに設置された国家気候タスクフォースで全省庁横断的に検討・開発されたものであり、今後さらなる分析を行い、2021年後半に発行する国家気候戦略に詳細を盛り込む予定としております。

 こうした動きは、皆さんはどう思われますか?アメリカのトランプ前大統領とは比べ物にならないくらいとってもまともな大統領が就任し、素晴らしい試みだと思います。未来を託す子供たちのためにも、大人たちは今すぐに立ち上がらなければなりません。やっぱり、アメリカの大統領が、世界をリードして、世界的、いや地球規模の大きな課題を議論することは素晴らしいことです。

 一方、スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさんは、4月22日(木)のアースデイにアメリカ下院議会の気候問題に関する公聴会にバーチャルで出席し、環境保護政策、特に化石燃料の使用を撤廃するための政策を実現するよう議員たちにアピールしました。グレタは「私はここで、なぜ実質的で劇的な変化を起こし現在利用可能な最先端の科学に沿って二酸化炭素排出量を劇的に減らす必要があるのかを説明するつもりはない。今は2021年だ。私たちがまだこんな議論をしているという事実、納税者の金を使って化石燃料を直接的、間接的に女性しているという事実は恥ずべきものだ」と厳しく批判しました。ジョー・バイデン大統領は脱炭素社会を実現を目標に掲げ、2050年までに実質排出ゼロを達成する計画を打ち出している。でもグレタは「あなたたちと違い、私たちは闘わずに諦めることはない。一瞬でもあなたたちが実際に行動していると信じたことはない。歴史の本にあなたたちのことを書くのは私たち若い世代だ」と具体的な行動に欠けていることを批判している。さらに「私たちは化石燃料への補助金を廃止し、化石燃料資源の新たな探査や採掘を中止しなくてはならない。化石燃料から完全に脱却しそれは地中にとどめておかなくてはならない。今すぐに」「歴史上最大の二酸化炭素排出国であることを考えれば、特に行動しなくてはならないのはアメリカだ」。「あなた方のような権力者が、本気でいつまでも逃げおおせると信じているのか?」と問いかけました。「遅かれ早かれ、今まで何をしていたのかと責任を問われるのは避けられない」とし「賢明な選択」を求めました。

【スウェーデン環境活動家グレタ・トゥンベリさん】

 こうした中、日本では、地球温暖化の影響を最近でも鮮明になっております。大阪管区気象台は5/16、近畿地方が梅雨入りしたとみられると発表した。観測史上で最も早い梅雨入りとなり、平年(6月6日頃)より21日早く、昨年(6月10日頃)より25日早かった。名古屋地方気象台も、東海地方の梅雨入りを発表した。梅雨入りが早くなった原因は、南の太平洋高気圧が例年より強く張り出して、梅雨前線を本州付近に北上させたためとみられております。気象庁によると、記録が残る1951年以降、近畿地方で最も早かった梅雨入りは、1956年と2011年の5月22日頃で、今年は6日更新した。ちなみに、1956年は7月12日頃、2011年は7月8日頃に梅雨明けしており、平年(7月19日頃)よりやや早かった。東海地方は1963年5月4日頃の梅雨入りという記録があり、史上2番目の早さ。

 

 最近、世界的にもとんでもないことが起きております。南極大陸でも異常事態が発生。5/19欧州宇宙機関(ESA、本部パリ)は、南極大陸で氷が陸地から海上に張り出している棚氷の一部が割れ、大西洋側のウェッデル海に世界最大の氷山が誕生したと発表しました。氷山は長さ約170キロ、幅約25キロ。面積は約4320平方キロとアメリカニューヨーク・マンハッタンの80倍近の大きさ。専門家はロイター通信に対し、氷山の分離は周期的に起きる自然現象で、気候変動が原因ではないと指摘。氷山は分離前から海上に浮いていたため、解けても海面上昇にはつながらないと説明しておりますが、米国立雪氷データセンターによると、南極点から離れた南米寄りの半島では近年、棚氷が急速に崩壊している。専門家は、温暖化とも関連があるとみて調査を続けております

【南極大陸から分離した大規模氷山】

 最後に、NHKBS1で放送されました「2030未来への分岐点~暴走する温暖化 “脱炭素”への挑戦」という番組を紹介します。私はこの番組を見て、とても衝撃を受けました。世界が直面している地球温暖化をレポートした番組。世界規模の課題の「分岐点」といわれる2030年。この10年の間に、どうすれば危機を回避し、持続可能な未来を実現できるのか視聴者に問いかけます。地球が臨界点を超えると温暖化が暴走してしまう・・・ 。

【2030未来への分岐点~暴走する温暖化 “脱炭素”への挑戦~】

 まずは、この番組の中で衝撃的だったのは、2020年12月、国連のグテーレス事務総長が演説の中で「簡単に言えば地球は壊れているのです。人類は自然に対して戦争を仕掛けています」との発言でした。

【国連のグテーレス事務総長】

 2020年の地球上の平均気温は、産業革命前から1.2℃上昇し、史上最高を記録。グリーンランドの氷床が大量に溶けて、その水を東京23区に注ぎ込んだとしたら・・スカイツリーを超え、水位は800メートルに。

【グリーンランド】

 温暖化で森も焼け野原に。コアラやカンガルーなど30億匹以上の動物が犠牲になったオーストラリアの山火事など、2020年、世界で焼けた森林の面積は日本列島の1.7倍の広さに及ぶ。

【オーストラリアの山火事】

 さらにシベリアでも異変が。北極圏で38℃という異常な高温を観測。数万年にわたって溶けなかった永久凍土が溶けて発見されたのは、脅威の増殖能力を持つ未知のウイルス。温暖化で「古代の病原体が人類に新たな感染症の流行をもたらす可能性は高い。

【シベリア 永久凍土溶解の様子】

 永久凍土は、まさにパンドラの箱」だと科学者たちは警告する。ポツダム気候影響研究所のヨハン・ロックストローム博士も、「今、私たちは人類の未来を左右する10年にいる。残り時間はわずかで、緊急事態の真っただ中にいる」と訴える。甚大な被害を避けるためには、平均気温の上昇を産業革命前から1.5℃に抑える必要がある。

 アインシュタインは、『悪い行いをする者が世界を滅ぼすのではない。それをみていながら何もしない者たちが滅ぼすのだ』と語ったそうです。まさに、私もそのとおりだと思います。この番組は、地球温暖化の影響が凄まじいスピードで進んでいることをレポートしておりました。私にとりまして、背筋がゾクっとするようなとっても衝撃的な内容でした。一人でも多くの人に見てもらいたい番組でもあり、これが地球の現実なのです。1人1人が何もしないわけにはいけません。今日、今から地球温暖化を強く意識して温暖化につながることを少しずつ改善しなければなりません。

 地球温暖化については、私は三回目の投稿になります。今、地球温暖化が深刻であるということを一人でも多くの方に理解していただき一心です。

【記者 鹿目 哲生】

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