バックナンバー(もっと見る)

2024年春季号 vol.5

今年は3月後半が寒かったせいか、例年より桜の開花が遅くなっておりましたが、全国…

2023年秋季号 第3号

戊辰戦争では、当時の会津藩は鳥羽・伏見の戦いで「朝敵」とみなされ、その後も新政…

ザ・戊辰研マガジン

創刊号

おいしい東北の日本酒 ①

2017年11月18日 19:29 by date
2017年11月18日 19:29 by date

 

  藩政時代の仙台藩の日本酒の主流は甘口であった。
その理由は赤味噌で有名な辛い仙台味噌を舐めながら、甘口の日本酒を呑むというのが
仙台武士のたしなみであったのだろう。
 ところが現代では、そんな仙台武士がおったまげるような辛口の日本酒が主流である。
その辛口のお酒の仙台代表が
 「雪の松島」である。

 「雪の松島」は昭和34年創業の宮城種類が醸造販売していたが、平成19年に蔵を解散(廃業)した。
ところが名声「雪の松島」を残そうと仙台の酒販店「やまや」が譲り受け、平成8年創業の若い大和蔵酒造(㈱)が
醸造生産している。
  「雪の松島」の販売は「やまや」が一手に引き受けている為に、宮城県内の酒販店を歩いても
「やまや」以外では見当たらない。だから「やまや」店内にはいると「雪の松島」のオンパレードである。

「やまや」     仙台市宮城野区榴ヶ岡3-4-1
           1070年設立、店舗261(2017年3月末)

「大和蔵酒造」  宮城県黒川郡大和町松坂平8-1
           1996年設立

 なにしろ「雪の松島」は辛口と標しているだけあって、日本酒度が+20もある。
この酒度は度数を上げると、味は薄く切れる方向に向かうが、「雪の松島」はさにあらず、
冷やでも燗でも呑める希な日本酒である。
 筆者である私の大好きな日本酒である。

 「雪の松島」を呑んだ感想はというと、仙台人は無口で朴訥な為に一言で済む、
 「うまい」。

                                                                伊達藤五郎(関東支部)

関連記事

星亮一先生のことと私の会津についての少しばかりの知識

2024年春季号 vol.5

【史跡を巡る小さな旅・十二】目黒通り

2024年春季号 vol.5

【史跡を巡る小さな旅・十三】行人坂(ぎょうにんざか)

2024年春季号 vol.5

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

2024年春季号 vol.5

今年は3月後半が寒かったせいか、例年より桜の開花が遅くなっておりましたが、全国…

2023年秋季号 第3号

戊辰戦争では、当時の会津藩は鳥羽・伏見の戦いで「朝敵」とみなされ、その後も新政…