2022年12月号 vol.62
「岡山城」 令和の大改修終え リニューアルオープン! 岡山のシンボル、岡山城が…
福島県内の建造物で唯一の国宝「白水阿弥陀堂」は、建造物の様式から平安時代末期に建築されたと推定されています。場所は福島県いわき市内郷、すぐ近くには常磐炭鉱の石炭が初めて発見された地があります。
釈迦が入滅し、仏の教えを信じる者が少なくなり世の中が乱れる「末法」の時代に入り、その年が永承7年であるという、当時流行した末法思想に基づく、そんな時期に白水阿弥陀堂は造られました。
白水阿弥陀堂を囲う庭園の景観は美しさを誇っています。阿弥陀さまが住むという西方極楽浄土をこの世に再現して往生したいという願望を込めて浄土式庭園が造られました。
明治4年3月、政府の発した祭政一致の方針に基づき、神仏習合を廃した「神仏分離令」の影響で、寺院や仏像などは神社に劣る存在としてみなされるようになり、この白水阿弥陀堂も荒れ放題になっていました。しかし、明治維新の混乱が収まると、明治30年に「古社寺保存法」が施行され、国の調査が進められた結果、貴重な建物であることが次第に明らかになり、明治36年から2年をかけて大規模な修理が行われました。
堂内の須弥壇(しゅみだん・寺院の仏殿で仏像を安置する檀)には、本尊阿弥陀如来坐像、脇侍(きょうじ・木像の両脇に安置された像)の観世音菩薩と勢至菩薩、木造持国天立像と木造多聞天立像の5体が安置されており、いずれも国指定の重要文化財になっています。
阿弥陀堂と池、経塚山一帯の眺望と新緑や紅葉、秋にはライトアップされる庭園の美しさを求め、多くの人が訪れています。
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記事テーマ:今月の戊辰研お薦め本&お買い得本
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記事テーマ:戊辰戦争研究会のご案内
◆戊辰戦争研究会ホームページのご案内◆ 戊辰戦争研究会のご案内です。掲示板や論文コーナーがあります。会員募集中ですので、加入希望の方はホームページの「入会案内」をお読 みになって「メール」にてご応募ください。下記バナーをクリックで「戊辰戦争研究会ホーム…
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会津藩祖・保科正之公を祀り、会津藩主松平家の墓所としても知られる土津神社。十数…
新潟から会津というと、河井継之助を思い出す方も多いだろう。傷を負った河井継之助…