2023年秋季号 第3号
戊辰戦争では、当時の会津藩は鳥羽・伏見の戦いで「朝敵」とみなされ、その後も新政…
新年明けましておめでとうございます。
旧年中は戊辰研マガジンのご愛読を誠にありがとうございました。
本年も引き続きご愛読下さいますよう宜しくお願い申し上げます。
今回の表紙は宝の山として名高い会津磐梯山。美しい雄大な姿ですが、その過去には大きな被害をもたらした噴火があったのです。突如大噴火したのは明治21年7月15日の午前8時でした。
15~20回の爆発で山の姿は変わり、吹き飛んだ土砂によって周りの風景は一変、被害は磐瀬・大塩など5村に及びました。雄子沢では村民120人のうち103人が、磐梯温泉では入浴中の28人が亡くなるなど、犠牲者は総計462人と言われています。山の西北部がひどく、全壊家屋47戸、牛馬も54頭が犠牲となり、全国から4万500円の義援金が寄せられました。
前年に発足した日本赤十字社が災害救助に初出動したのがこの時でした。
爆発のあとには380ヘクタールもの巨大な噴火口が口を開けていました。
また、流出した土砂で猪苗代湖に注ぐ長瀬川をはじめ檜原・天倉・中津などの河川が堰き止められ、大小の湖沼が出来ました。磐梯山の山体崩壊で土砂に飲み込まれてしまった裏磐梯の地に、当時商家の十二男だった遠藤現夢氏が地元と協力し約10万本の植林を進め、これが観光地として裏磐梯が再生した原点となったのです。
記事テーマ:【幕末維新折々の記・十三】鉄道開業と新橋停車場
明治5年(1872)9月12日、新橋停車場で我が国の鉄道開業の記念式典が催され、その後、新橋から横浜までの29kmを明治天皇の御召し列車が往復した。政府要人など多数が随行した盛大な祝典で、当日の様子は複数の錦絵で今に伝えられている。これが日本鉄道史の始まりと…
記事テーマ:『戊辰白河口戦争記』を読む
私の『戊辰白河口戦争記』の読み方は、「出てくる地名を地形図上で確かめながら」というものです。その出来事・戦闘などがあったのは何処なのか、地形図上で確認しつつ、距離・経路を推測します。 おそらく地元に生活している人ならば距離感は自明でしょうが、東京に在る身で…
記事テーマ:青天を衝け
NHK大河ドラマ第60作の主人公は、新一万円札の顔としても注目される「渋沢栄一」です。約500の企業を育て、約600の社会公共事業に関わった「日本資本主義の父」。晩年は民間外交にも力を注ぎ、ノーベル平和賞の候補に2度選ばれています。幕末から明治へ。時代の大渦…
元旦の倉敷美観地区を歩いてきました。地元の阿智神社はコロナのため、例年の催しを総て取りやめたために人も閑散としています。 大原美術館、元旦は休館でした。 美観地区の真ん中にある中橋です。人も少なく、、ため息です。 この白い建物は、大正八年築の役場で、今は、観…
十津川郷士③(新たな指導者・上平主税)テーマ:大和の歴史 ②「誓いの碑」では八人の侍たちの建碑運動により、「護良親王御詠之碑」が建立された ことを書きました。今回はその続きです。 その八人の中から特に、知略、人望に優れ仲間のリ-ダ-となっていたのは乾丘右衛…
【令和三年元旦の會津鶴ヶ城】年末から年始にかけた大寒波襲来の影響により会津若松市は大雪となり積雪18㎝。雪景色一色となりました會津鶴ヶ城は、それはまた凛として美しい。天守閣から望む鶴ヶ城内の景色も一面銀世界。會津鶴ヶ城では元旦からの入場者先着5,000名に、…
リチャードソン殺害事件横浜と言えば、生麦事件です。旧生麦村の位置は、東海道沿い、横浜と品川の間に なります。数ある攘夷事件の中で、後世に最も影響を及ぼしたのが、このリチャードソン殺害事件です。何しろ、賠償をめぐって実際に薩英戦争にまで進展しましたから ね。今…
「ずいずいずっころばし」 昔から何気なく歌っていた童謡、どういう 意味の内容か、、分かりますか。 茶壷というのは、将軍御用達の茶壷行列のこと。将軍に献上される品に対しても、あたかも将軍 その人であるかのような作法が求められ、たとえ 大名といえども、道を譲って…
記事テーマ:観光地ランキング会津若松第二位
【会津若松市のシンボル『會津鶴ヶ城』】【御薬園】「御薬園」は、江戸時代の代表的な大名型山水庭園として国の名勝に指定されました。今から約600年前の室町時代、霊泉が湧出したこの地に、会津領主が別荘を建てたのが始まりといわれています。後に各種薬草を栽培する薬草園…
記事テーマ:「伊能忠敬」磐城國訪暦
「伊能忠敬」磐城國訪暦 「日本歴史大辞典」から 1745~1818 (江戸中期) 上総國武射郡小堤村の神保貞恒の第三子、18歳の時、下総園香取郡佐原村の名門伊能家に入夫し、忠敬と改める。 忠敬は、伊能家の家運の挽回をはかり、商才を発揮して…
○ 何をなすにも、まず「食べもの」 村上在郷と榛原の比較であるが、村上在郷は平地で自転車で動けるが、榛原は、平地はあるが、坂が多い。米や穀類を作る農地は、村上在郷が圧倒的に広い。ほどほどに農作業をする人に元気で長生きの人が多いように感じる。ジャガイモやかぼち…
記事テーマ:新政府軍についた三春藩とその諸藩
春になると桜・梅・桃の花が同時に咲くので、「三春」と名付けたのが福島県三春町の名前の由来だそうだ。三春町というと日本三大桜で有名な「滝桜」があるが、町の至る所に桜を見ることが出来る。街の中に「城山公園」があり、そこが三春城跡になる。別名「舞鶴城」という。 …
記事テーマ:高湯温泉
【高湯温泉「あったか湯」】2020年12月10日、観光に関する調査・研究、地域振興機関「じゃらんリサーチセンター」は、旅行サイト『じゃらんnet』会員1万3,342人を対象に、温泉地利用に関するアンケートを実施しました結果を発表しました。全国温泉地満足度ラン…
●「感染症は世界をどう変えてきたか」、KAWADE夢新書、人間を襲う感染症の多 くは、動物に由来する。エボラウイルスなど、猿やコウモリ、人間と接触、人間社会に入り込み拡大していく。平清盛はマラリアで死没。親豊臣大名の多くが梅 毒死、大坂の陣の引き金に。コロナ…
記事テーマ:今月の戊辰研お薦め本&お買い得本
【新発売!】 2021年の大河ドラマ決定 そして新一万円札の顔となった渋沢栄一 その英雄に迫る一冊 さくら舎より発売! ◆『武士道の英雄 河井継之助』 「尊王だと?中身も知らず、何をほざく! 長岡に兵、金を出せだと?ふざけるなや!!…
記事テーマ:戊辰戦争研究会ホームページのご案内
戊辰戦争研究会のご案内です。掲示板や論文コーナーがあります。会員募集中ですので、加入希望の方はホームページの「入会案内」をお読 みになって「メール」にてご応募ください。下記バナーをクリックで「戊辰戦争研究会ホームページ」が開きます。どうぞご活用ください。
記事テーマ:「ザ・戊辰研マガジン」のバナー掲載
当マガジンはネットで見るマガジンです。 パソコンは勿論ですが、スマホ等のモバイル機器で見る事が出来ます。 このマガジンの閲覧統計を見ますと、約4割の方がモバイル機器で閲覧しておられます。 ザ・戊辰研マガジンでは下記のバナーを用意してあります。 ホームペ…
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2023年6月11日幕末の京都警護や鳥羽伏見の戦いで命を落とした会津藩士らをし…
令和5年4月、季刊誌となりました『ザ・戊辰研マガジン』第1号をお届けします。 …