2022年12月号 vol.62
「岡山城」 令和の大改修終え リニューアルオープン! 岡山のシンボル、岡山城が…
今回の表紙は栃木県那須塩原市に建つ大山記念館。大山巌(旧薩摩藩士・元帥・公爵)が開設した大山農場に建てた和風と洋風の2つの建物からなる別邸です。大山巌の妻は鹿鳴館の華と言われた大山捨松。この別邸で捨松は賓客達をもてなしたとされています。
大山巌は、明治14年にいとこの西郷従道と共に加治屋開墾場を開き、34年に両人で分割して、大山農場が発足しました。大山農場発足後間もなく、農場事務所の敷地内に和風別荘が建てられ、その後、農場で焼いた煉瓦(れんが)を利用して、素朴で重厚な造りの洋館が、和館と廊下でつなぐ形で隣接して建てられたのです。
大山はこの洋風建築を事務所あるいは管理人の住居にするつもりで、自分の別荘はさらに広壮なものを計画していましたが多忙のため果たせずに終わりました。農場は開設以来、華族世襲財産法によって土地の売却がほとんど行われず、戦後、農地改革や未墾地解放によって農地や山林の多くが解放され、事実上農場は解体したのです。別荘周辺は那須農業高校(現 那須拓陽高校)の「大山農場」となり、別荘は大山記念館として同校の管理となっています。
背景にある那須連峰はいつものごとく合成ですので、実際はこのような風景ではありません。
記事テーマ:【幕末維新折々の記・十二】江戸から東京へ
慶応4年(明治元、1868)4月、有栖川宮熾仁親王を東征大総督とした新政府軍は、さしたる戦いもせず江戸へ進攻する。新政府首脳部は、特に東北地方における不穏な情勢に鑑み、天皇の一刻も早い江戸への東幸を要請した。しかし、天皇が1000年余りも続いた京の都を離れる…
記事テーマ:徳川慶喜と渋沢栄一
最後の将軍徳川慶喜は、私はこれまであまり好きではありませんでした。戊辰戦争研究会の皆様もそうかもしれません。なんといっても「鳥羽伏見の戦い」で、江戸へ逃げ帰った情けない将軍だった印象が強すぎます。おまけに、江戸に戻ってからも、会津藩主の松平容保公の江戸城登城…
記事テーマ:『戊辰白河口戦争記』を読む
奥羽鎮撫総督府下参謀の世良修蔵は、傲慢な態度と会津への苛烈な処分方針で奥羽列藩の反感を買い、その暗殺が開戦のきっかけとなったというのが通説です。 世良暗殺にまつわる経緯については多くの書籍に扱われていますので、ここでは『戊辰白河口戦争記』で扱われている世良…
記事テーマ:冬の会津へ、こらんしょ
【雪景色の鶴ヶ城】【雪景色の磐梯山】【雪景色の大内宿】雪の会津は、なかなかいいものです。鶴ヶ城では、11/7から新しい企画展として『幕末の会津藩』が始まりました。いつもならひっそりとした冬季展示ですが、今年はコロナ禍ということもあって、収蔵している幕末期のお…
横浜編 その3 「開港資料館 」こちらは開港記念館のすぐ近く、開港資料館です。ここには、横浜開港に関する資料 が展示されています。玄関に入ってすぐに目につくのが、このたまくすの大木です。ここに開港資料館があ るのは、このたまくすの位置にかかわりがあります。上…
記事テーマ:會津日新館で会津武士道
【會津日新館】会津若松市は、来夏に延期された東京五輪・パラリンピックに合わせ、欧米豪の観光客に焦点を当てた滞在型観光の「サムライシティ誘客促進事業」を展開しております。侍文化や会津の自然を楽しむ初のモニターツアーは、11/7からで会津若松市内や猪苗代町で開催…
郷氏らは、京の天皇に熱い親近感を覚え、われらも祖先にならって天皇に尽くそうと、話し合うようになりました。そして、ほどなく長沢を先頭に、一同京へ上って活動するこ とを誓い、互いに血書を交わしあった、といいます。血判したのは、いつのことだったのか。残念ながら「十…
大和木綿と絹文化で美術館を作ろう宇陀市榛原に私の友人がいる。Iさんで、お人柄が大変良い。多分、日本でも珍しくお人柄がよい。俳句に詠まれる人である。市長も地域の歴史文化を大切にする人である。そのIさんは、大和木綿に取り組んでこられ、綿の栽培から、織物機まで、全…
記事テーマ:内藤家時代の磐城平城
はじめに 磐城平城は江戸時代、磐城平藩を治めた鳥居氏(一六〇二~一六二二年)、内藤氏(一六二二~一七四七年)、井上氏(一七四七~一七五六年)、安藤氏(一七五六~一八七一年)の歴代藩主の居城であるとともに、藩政の拠点であった。 本稿はこのうちもっとも長…
あれほど閑散として見る影もなかった倉敷美観地区ですが、連休もあり、観光客が戻ってきてくれています。白鳥の空ちゃんと夢ちゃんもお出迎えです。観光船もたくさんの人を乗せ運航中です。11月は新婚さんが50組、予約が入っているそうです。毎日、美観地区に行くと新婚さん…
記事テーマ:with COVID-19
世界保健機関(WHO)は今年2月11日、新型コロナウイルス感染症の正式名称を「COVID-19(coronavirus disease2019)」とすると発表しました。日本では新型コロナウィルスとの呼び名が定着しておりますが、改めて未知のウィルスであることは…
映画『峠 最後のサムライ』当初は2020年9月25日(金)を予定していたが延期となり、来年の2021年6月18日(金)に延期となっております。累計発行部数284万部以上を記録した司馬遼太郎の小説『峠』の実写化で、主演が幕末の風雲児と呼ばれた越後長岡藩家老・河…
記事テーマ:福島県飯舘村の菅野典雄村長10/26退任
10/26、福島県飯舘村の菅野典雄村長(74歳)は、任期満了に伴い退任しました。飯舘村役場で退任式が行われ、職員や駆け付けた村民らが東日本大震災と東京電力福島第1原発事故から村の復興に当たった菅野氏の労をねぎらいました。6期24年にわたり村政のかじ取り役を担…
●「大間違いな常識」、ウナギと梅干しを一緒に食べると腹を壊す-消化を促し、夏バテも防止するので相性抜群!ミョウガは物忘れの原因になるので食べ過ぎない-全く逆でミョウガには記憶力を高める成分あり!卵は冷凍すると食べられない-黄身がもっちり、ねっとりとした新食感…
記事テーマ:今月の戊辰研お薦め本&お買い得本
【新発売!】 2021年の大河ドラマ決定 そして新一万円札の顔となった渋沢栄一 その英雄に迫る一冊 さくら舎より発売! ◆『武士道の英雄 河井継之助』 「尊王だと?中身も知らず、何をほざく! 長岡に兵、金を出せだと?ふざけるなや!!…
記事テーマ:戊辰戦争研究会ホームページのご案内
戊辰戦争研究会のご案内です。掲示板や論文コーナーがあります。会員募集中ですので、加入希望の方はホームページの「入会案内」をお読 みになって「メール」にてご応募ください。下記バナーをクリックで「戊辰戦争研究会ホームページ」が開きます。どうぞご活用ください。
記事テーマ:「ザ・戊辰研マガジン」のバナー掲載
当マガジンはネットで見るマガジンです。 パソコンは勿論ですが、スマホ等のモバイル機器で見る事が出来ます。 このマガジンの閲覧統計を見ますと、約4割の方がモバイル機器で閲覧しておられます。 ザ・戊辰研マガジンでは下記のバナーを用意してあります。 ホームペ…
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会津藩祖・保科正之公を祀り、会津藩主松平家の墓所としても知られる土津神社。十数…
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