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第16回山南忌初参加

2022年04月04日 00:27 by hidamarikun
2022年04月04日 00:27 by hidamarikun

令和4年3月3日(日)京都 旧前川邸

新年明けて一発目の遠足は、初山南忌です。

前日入りをして朝一光縁寺にて墓前参拝をしました。

光縁寺は、浄土宗知恩院の末寺であり創建は、慶長18(1613)年頃で、本堂や山門は天明の大火で焼失し、文政2年(1819)以後に、再建され現在に至っています。本尊は、阿弥陀如来になります。このお寺には、今回の法要である【山南敬助】の墓があります。偶然なの運命なのかわかりませんが、屯所から近い場所にあり寺の山門の瓦には、「丸に右離れ三つ葉立葵」の山南家と同じ家紋があります。当時の住職である良誉上人は、山南と同い年。とあり親交があったのであろうと思います。  【光縁寺パンフレット一部引用】

 

ちょうど墓前に行こうとしたときに、北辰一刀流の方が手をあわせていました。光縁寺は、二回目でしたが、寺を案内してくださる住職が居なかったので少し残念でした。(なぜかと言うと説明時に木魚を叩いて念仏を唱えるかのような拍子をとりながら説明するちょっと面白い瓦版のような人)今回は、特別御朱印を拝受し参拝を済ませ前川邸に向かいます。

 

ほんと目と鼻の先に、前川邸があります。と歩いていると禿を連れた素敵な太夫が歩いてきました。

さて、太夫を写真におさめていざ前川邸へ

 

まず簡単ではありますが旧前川邸をご案内します。

文久3年(1863)から約2年間壬生前川(荘司)邸は、新撰組の屯所となりました。屋敷の総坪数は、443坪、平屋建てで建坪が213坪、部屋は12間、146畳という広い家。当時、前川本家(京都油小路六角)は、掛屋として、御所や所司代の公金出納、奉行所の資金運用の仕事など様々な公職を兼ねていたため奉行所、所司代と密接な繋がりがあったといいます。上洛する浪士組の宿舎を選定するにあたり市中情勢に詳しく、役人の信頼も厚かったことから前川本家が任されました。ここ前川邸を中心に、八木邸、南部邸(現存していない)、新徳禅寺に分宿しここから新撰組は出発する。また、浪士組が会津藩御預となり前川邸は本格的に屯所として使われ始め、倒幕派から守りを固くするため屋敷に手を加え城塞化した。屋敷を取り囲む塀は、板塀から土塀に改築し、長屋門は監視のため、西側にしかなかった出格子を東側にも取り付け、母屋の納戸から坊城通りへ脱出するための抜け道も作られた。      【旧前川邸公式サイトより引用】

 山南敬助が書き置きを残して脱走するが何故かについては諸説ある。新撰組の良心と言われ不遇の死を遂げた。その切腹の間は、現在、仏間として使われる8畳間に、羽織がかけられていた。

ここで切腹をしたとは思えない場所。脱走から切腹まで本当に信念を貫いたといえるのか?は、謎である。と考えながら燃えよ剣、大河ドラマを思い出しながらただただ合掌でした。

さて午前の部は終わり門前にて戊辰研究会関西支部の奥野さんを含む御一行さまと合流し、お昼を済ませ午後の部に参列しました。

午後はというと、壬生寺境内の会館にて法要が行われました。先程、前川邸門前にて見かけた禿を連れた島原葵太夫による奉納舞「黒髪」や天然理心流撥運会、試衛館北辰一刀流玄武館の演武奉納、歴史地理学者中村武生氏講演がひらかれました。

中村武生先生をはじめて見ましたが関西人なだけに話していることは普通なんですが、MCに軽くツッコミのジャブを入れられるくらいの小ボケをかましてくるので面白い人だなと思いました。

また参加賞みたいな抽選会で初当たりしました(笑)

試衛館北辰一刀流玄武館 館長小西真円一之さんとまさかのツーショットチェキヽ(´ー`)ノ

ある意味レアな写真をとり研究会にいい手土産ができました。

記念行事には、歴史研究家あさくらゆう先生も参列していました。(写真無いです。)最初、どこぞのおっさんが行事始まる目前で自分の席がどこだかわからずうろちょろしてた人がまさかのこの人は、ちょっと内密にしましょう(笑)

その他にも土方歳三資料館の館長、佐藤彦五郎資料館館長なども参列してました。

 

また機会があれば参加したいなーと思いました。

 

 

 

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