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ザ・戊辰研マガジン

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今こそ会津の起き上がり小法師

2022年02月24日 08:13 by tetsuo-kanome

 福島県会津若松市の新春の風物詩として400年以上の伝統を誇る「十日市」は1/10、市内中心部の神明通りや大町通り、中央通り、市役所通り周辺で催された。新型コロナウイルスの影響で昨年は中止となり、2年ぶりの開催。寒さが緩み晴天に恵まれた城下町は新年の福を求める人々でにぎわった。会津地方最大の初市として親しまれている。約400軒の屋台が起き上がり小法師(こぼし)や風車といった縁起物や漆器などの伝統工芸品、旬の食材を使った逸品を売り出した。感染防止対策として、店先に飛沫(ひまつ)防止の透明なシートを張り、マスクの着用をチラシなどで呼び掛けた。中止となった昨年は各商店街が独自に初市を催していた。

 転んでも転んでもスクッと起き上がる「起き上がり小法師」は、実物を手にしたことがない方も、一度はその姿を目にしたことがあるのではないでしょうか。起き上がり小法師 (おきあがりこぼし) とは、福島県会津若松市では、縁起物として売られている張り子細工です。起き上がり小法師は、実に400年以上もの歴史を持つ会津の伝統的な工芸品。江戸時代初期に会津藩主が藩士たちの冬の間の内職として作らせ、正月に売り出したのが始まりとされております。転んでも転んでもすぐに起き上がる様子から、「七転八起」といって古くから縁起物とされておりました。起き上がり小法師の「小法師」というのは、子どもを意味する言葉で、大きさは3センチほどと小さいものが一般的。頭は尖っており、細い線で描かれた表情は素朴な愛らしさがある。また、この起き上がり小法師は別名「起き姫」ともいわれる。蚕が脱皮することを「起きる」といったことから、養蚕が盛んだった東北地方では起き上がり小法師は養蚕のお守りでもあり、人々はたくさんの良質な繭が採れるようにと祈願したのだ。七転八起=「転んでも転んでも起上る」という意味をもち、いつも元気で働けるようにと健康を願う縁起物。また、家族の人数よりひとつ多く買い、一家繁盛を願うものでもあるのだとか。 子どもがほしい夫婦が起き上がり小法師を買って赤ちゃんを授かったというエピソードもあり、近年、妊活中の人や夫婦が買いに来ることも増えたといいます。

【会津若松市東山温泉入口の「雪像起き上がり小法師」】

 二年以上続くコロナ禍の中、まさに今こそ「起き上がり小法師」のように、「七転八起」の精神で転んでも転んでも起き上がってコロナに打ち勝っていく必要があるのではないでしょうか?

【記者 鹿目哲生】

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