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「佐賀の乱」首謀者 高知で逮捕・緊迫感明治期の県報に

2021年09月06日 15:50 by minnycat

「佐賀の乱」首謀者 高知で逮捕・緊迫感明治期の県報に 住民に条例などを周知する「県報」のうち、147年前、徳島が名東県だった明治初期の県報に、不平士族の反乱「佐賀の乱」の首謀者江藤新平(1834~74)年のことが記述されていることがわかった。

  江藤が、乱の後に高知の甲浦に逃亡してきたのに対し、県南などに侵入するのを防ごうと警戒する緊迫感が伝わってくる。県報を所蔵する県立文書館が確認した。 この県報は、1874年に書かれた布告「明治7年管内布達」の6回分。同館の嵐大二郎主任によると、江藤が佐賀の乱を起こした後、愛媛に渡り、高知の甲浦まで逃げて、捕まるまでの内容がわかる。 それによると、名東県は江藤の逃亡を「佐賀県賊徒脱走」とみなし、江藤が越境してくるのを警戒。人相書を配り「怪しい者がいれば、捕らえてほしい。捕らえた者には報奨金を出す」と呼び掛けている。また、夜中にちょうちんを持たずに出歩くことや、覆面、深笠を禁じている。県は、海部、勝浦、那賀、名東4郡に対し、船での侵入を想定。船主に船での出航を禁じ、出航する場合は船内の検査を受けるようにと命じている。

  嵐主任によると、江藤は甲浦で捕まった事実は知られているが、徳島と関わる生の史料を確認したのは初めて。当時の県の対応の様子や緊張感が伝わってくる。公文書を保存する大切さが改めて分かる と話している。 江藤は旧佐賀藩士。幕末に脱藩し、尊王運動に参加したが、失望して帰郷。明治政府では、司法卿(法務大臣)として司法制度の確立に従事。写真の指名手配制度を作り、皮肉にも自分が作った制度で捕らえられた最初の人といわれる。自由民権結社である愛国公党の設立に参加し、議会の開設を政府に望む「民撰議院設立建白書」に高知の板垣退助や元徳島藩士の小室信夫と名を連ねた。この県報は、10月24日まで開催中の同館の企画展開 「刊行150年記念県報が伝えた徳島」で展示されている。徳島新聞より

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