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ザ・戊辰研マガジン

2020年10月号 vol.36

木戸孝允の肖像画

2020年09月26日 16:02 by minnycat

 岡山県には、吉備国際大学に修復科というのがあるそうです。 その紹介をしているのをぼんやり見ていましたら、 木戸孝允の鮮やかな肖像画が突然出てきて、あまりの素晴らしさに 見とれました。それは、1877年に木戸が亡くなり、翌年、木戸家が 海外に発注した油絵の肖像画で、この大学に修復依頼をして 完成したので木戸家のひ孫さんに送るという内容でした。 油絵は麻布に描かれているのでしっかりしていますね。 修復すると昨日描かれたようです。そっくりでした。 木戸さんのひ孫さんで有名な方は、美智子皇后さまの女官長さん だった井上和子さんかな、他にもおいでだと思います。 こんなにきれいになった肖像画、どこに飾られるのでしょう。 飾られた所を見たいなと思いました。

 「木戸孝允肖像画」は、1878年にイタリア人画家レオポルド・ヴィターリによって描かれました。木戸孝允(1833-1877)が木戸が亡くなった翌年に制作され、現在は木戸孝允の曾孫にあたる東京大学名誉教授和田昭允先生(生物物理学者)が所有されています。制作から130年が経過し劣化が激しいため、吉備国際大学・文化財総合研究センターに修復を依頼し、文化財学部長の大原教授が約1年間かけて修復しました。木戸の油彩画は現在3点が確認されており、制作した画家と年代が分かる肖像画は今回修復した作品だけです。記者発表は倉敷美観地区内の加計美術館で行われ、新聞、ニュースにも取り上げられました。

  本学文化財総合研究センターで修復した「木戸孝允肖像画」は、所有者である東京大学名誉教授和田昭允先生からお茶ノ水女子大学に寄贈され、同大学の歴史資料館に展示されることになり、肖像画は本学からお茶ノ水女子大学に引き渡されました。

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