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テレワーク時代

2020年06月05日 23:14 by norippe

 Windows95が発売され、世の中が一気にパソコンに目覚めた時代、パソコンを使って家で仕事をしようではないかと奮起した青年がいた。その青年はすでに自宅でパソコンを使い翻訳の仕事をしていた。まだインターネットが普及する前で、電話回線を使ってパソコン通信というものが流行りはじめた頃、そのパソコン通信で私はその青年と知り合った。
その青年は私と同じその当時40歳代であった。



 PC-VANという通信サービスで彼と知り合い、たまたま私が作ったプログラムに興味を持ち、パソコン通信を介してお互いの意見交換をした。彼は「パソコンで在宅ワーク」という本も出して、とても精力的な青年であった。



 ある日、秋葉原で在宅ワークについての講演会を開くので来ませんか?の誘いがあり行ってみた。参加者は若い女性が多く大盛況であった。彼の情熱的な話ぶりに、参加者は夢中になって聞き入り、在宅ワークという新しい仕事が息づく時代の始まりであった。

 それから30年近くが過ぎ、通信環境は大幅に進化してインターネットが世界を覆い尽くした。
 パソコン通信は「クローズドネットワーク」と言われ、特定のサーバーとその参加者の間だけをつなぐ閉塞的なネットワークであったのに対し、インターネットは「オープンネットワーク」と言われ、インターネット上のサーバーが複数同時に繋がるため、世界中のサーバーと瞬時にデーターのやり取りが出来るといったもので情報量は比べものにならない。パソコンの性能も限りなくUPし、更にはスマホの脅威的な普及に、通信の世界は人が生活する上で不可欠の存在となったのである。
 28年前の在宅ワークは家に閉じこもって働くといったイメージの時代であったが、今はインターネットを介して働くテレワークという時代に変わりつつある。
 テレワークを直訳すると“遠隔で働く”と言う意味で、自宅にいながら離れた職場の仕事をする優れた働き方を意味する。
 しかし、テレワークを導入すると、当然従業員同士が顔を直接合わせる機会が少なくなり、お互いにコミュニケーションが不足して、仲間意識や協調性が無くなるという懸念がある。うまく連携が取れずに業務効率や生産性も落ち、ミスが生じてしまう事もある。そういった意味でもテレワークがすべていいとは言い難いところもある。

 そして今、テレワークが日本社会のすべてに根付いたわけではなく、総務省の調査結果によると、2000人以上の社員を抱える会社では46.6%がテレワークを導入しているのに対し、100人から299人規模の会社では14.5%に留まっている。環境の違いや資金の問題、業務形態の違いによってテレワークが導入出来るかどうかもあるわけで、テレワーク導入が100%になる可能は無いだろう。

 時は今、コロナ禍の真っ最中。
 密を防ぎ、通勤移動による人との接触も防ぐことが出来るテレワークは欠かせないものになった。テレビを見ればワイドショーではコメンテーターが自宅から出演してコメントを発する。また、営業自粛がかかっているカラオケ店がテレワークの場所として利用されている実態もある。まさにテレワークの活躍の場面があちらこちらで見受けられる。
 働き方改革、このコロナ禍が追い風になったと言えるのではないだろうか。


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