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ザ・戊辰研マガジン

2020年03月号 vol.29

会津三庭園の一つ「攬勝亭」の保存を望みます

2020年03月06日 18:12 by tetsuo-kanome

 なんて、ショッキングな出来事か!嘆かわしいことか!会津をこよなく愛し、会津を誇りに思っていた私は大変ショックを受けております。『会津の宝』をなんとかして欲しい!

 会津三庭園の一つに数えられる会津若松市柳原町の日本庭園「攬勝亭(らんしょうてい)」敷地を宅地にする開発計画が進んでいることが、会津若松市や市教育委員会、業者への取材で分かったそうです。宅地開発許可が下りており、敷地を取得した仙台市の不動産業者は準備が整い次第着工する方針。計画は適正に手続きが進められておりますが、郷土史家は「地域の宝が失われる」として市に次善策を求めております。業者などによりますと、開発面積は約三千二百七十平方メートルで十二戸分の宅地を整備する計画。宅地に至る狭い道路の拡幅も計画しております。敷地には茶室とされる建物や幕末の会津藩主松平容保の歌碑などが残っておりますが、現在は荒廃しており、対策を求める声もあったといいます。業者は宅地と同時に緑地公園を整備する方針で、庭園の名残を残すことも可能になります。会津若松市は昨年十二月、敷地を取得した業者からの開発申請を許可しました。文化財となっておらず、埋蔵文化財包蔵地の区域外にあるため、原則として開発に伴う文化財発掘調査などは不要となるわけです。会津若松市教育委員会文化課の担当者は「図面を記したり写真を撮ったりして何らかの形で記録を残せるよう業者に協力をお願いしていく」と話しております。

 また、県文化財保護指導委員の長尾修さん(会津若松市在住71歳)は、「市が敷地を取得し現状を保存するのがベスト。難しければ、調査を実施し記録を取ってほしい」と要請しております。長尾修さんは、我が戊辰戦争研究会の会員の一人で、会津大学短期大学部社会福祉科の元講師です。

 皆さん、「攬勝亭」を何とか残してもらいたいと思いませんか。どうして、これまで「攬勝亭」をここまで荒廃させてしまい、仙台市の不動産業者の手に渡ってしまったのか、会津は何をやっていたのかと疑問に思ってしまいます。

 【攬勝亭】

 

  「攬勝亭」は、天元年間に景勝地とされた庭園で、会津藩松平家の藩祖の保科正之公が名づけ、会津藩三代藩主松平正容公が目黒浄庭に改築させた庭園です。御薬園・可月亭とともに会津三庭園とされ、会津藩八代藩主の松平容敬公を補佐して信任の篤かった家老で丹羽五郎の曽祖父、丹羽能教が隠居後に住んでいた事もあったそうです。現在は、この庭園と茶室(?)位しか残されていないそうです。木製の表門に僅かに「攬勝亭」の文字が書かれた看板が掛かっています。歌人の与謝野晶子など著名人も訪れたほど美しい庭園だったそうです。

 庭園内には容保公の歌碑があり、

「風をのみいとひし庭のもみぢばを けふは雨にも散らしぬる哉」という碑が建立されているそうです。(…歌碑らしいのはあったのですが、磨耗しきってて文字が読み取れない)

 【松平容保公の歌碑】

 

【2016年4月に会津若松市の福島県立博物館企画展示されました「攬勝亭」】

 この屋敷は戊辰戦争で薩摩十八番隊に焼かれ焼失しました。屋敷の庭である攬勝亭が現存しております。

 

【現在の荒れ果てた「攬勝亭」】

 この現実は、会津をこよなく愛する一人として悲しくて悲しくて、高橋美智子さんの投稿に続いて記事を作成しました。

 会津若松市の室井市長、会津若松市役所の皆さん、会津若松観光ビューローの皆さん、そして会津を愛する皆様、仙台市の不動産業者から「攬勝亭」を買い取っていただき、何とか美しい庭園として整備して頂き、会津三庭園の一つとして「攬勝亭」を復活して頂き、会津の遺構として残していってもらうことを強く強く強く望みます。皆さんの誰もがそう思うはずです。

【記者 鹿目 哲生】

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