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ザ・戊辰研マガジン

2020年03月号 vol.29

関東幕末史跡めぐり 日野市編

2020年03月02日 18:45 by katsukaisyu

テーマ:新選組紀行      「土方歳三」展

 いよいよ大河ドラマ「麒麟が来る」が始まりました。日曜8時はやはり時代劇じゃないとね。のっけから、ばったばったと人を斬っている明智十兵衛さん、いいんかいな。明治以降なら、たとえ相手が盗人だろうと、斬った瞬間から某組織に追われます。戦国時代は盗みに来たほうが悪い!当分、美濃が舞台かと思いきや、突然、のっけから十兵衛さんが堺と京に旅する話になっていて、驚きました。が、しばらくは美濃・越前あたりが舞台になるでしょうし、いずれ関西方面に十兵衛が現れたら、ドラマに関連した史跡の話なんぞ、書かせていただきます。

 さて、石田寺で土方の墓参りをした後、日野市立新選組のふるさと歴史館に向かいました。今回の旅の目的はこちらの特別展です。大阪歴史博物館のチラシ設置コーナーで、突然、黒地に赤文字で「土方歳三」とのみ大書きした本歴史館のチラシを目にして、これは久しぶりに行かねばと決心した筆者です。なんでも新選組をテーマにした展示会は数あれども、土方歳三のみの展示会は今回が初めてとのことです。さすがに、日野です。ということで、出身地ならではの資料の数々が展示されていました。下の写真は、土方の写真のパネルではなく、つまようじアートです。素晴らしい作品でした。

  展示されていた資料は写真が撮れず、ご紹介できませんが、筆者がおお、やっぱりあったのかと思ったのが、土方が多摩時代に自衛組織の手伝いをしていたようで、その報酬が記された資料でした。長年、剣術修行はしていたのでしょうが、ついさっきまで薬の行商をしていたお兄さんが、紛争地である京・大坂へやってこようとは、普通は思わないでしょうしね。先日、アフガニスタンで悲しい出来事がありましたが、あの時亡くなられたボディガードの方の役割を京や大坂で新選組がしていたわけです。しかも、非常に効率よく・・。武士の生まれなら、大名家の家中で人を組織して動かすという修行を若い時にできるのかもしれませんが。土方は土方なりに多摩で修業していたようです。それなりの自信があったから、京に来て、京に残って、浪士集団の組織を作ろうと思ったのでしょう。

 

 こちらは箱館奉行所の古写真です。土方と一緒に写真が撮れます。

  当歴史館で今冬は「武術英名録」が出品されているとのことです。筆者はこの本(木版)の本物を某大学の図書館で手に取ったことがあります。明治期の実業家の蔵書が図書館の貴重品書庫の中に納まっていて、何気に見ていたら、どこかで見た本の名前が目に入り・・。

  

 資料館などでしたら、ガラスケースの中に入っているものでしょうけど、普通に本棚に並んでいまして、緊張しながら、万延元年発行の英名録を拝見しました。かなりぼろぼろの同書をめくっていくと、まずは佐藤彦五郎の名をみつけ、確か、あったはずだと思っていたら、ありました、土方歳蔵の名が。多摩時代は他の資料に出てくるのも「歳蔵」名だったといいますが、確かにそうでした。同書を眺めて、にやにやしている土方の顔が目に浮かびます。

 

   日野駅も楽しい情景になっていました。

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