会津の「カツ丼」といえばソースカツ丼が定番です。ホカホカごはんの上に千切りキャベツを敷き、そこに甘めのソースを染みこませたトンカツをドカンッと豪快に盛り付けられております。一説には大正時代の初期に誕生し、現在では、会津若松市内にソースカツ丼を提供するお店が100店舗以上あるそうです。
①「なかじま」
1948年創業の「元祖煮込ソースカツ丼の店 なかじま」。店名のとおり、割下ではなくソースでカツを煮込んだ「煮込ソースカツ丼」が評判の老舗です。
地元のブランド豚「健育美味豚(けんいくびみぶた)」のロースを使用しました「なかじま」の「ソースカツ丼」
店主の中島さんは「伝統会津ソースカツ丼の会」の会長も務めております。
「なかじま」の看板メニューの「元祖煮込みソースカツ丼」。
煮込んだことで、衣はしっとり、肉はふっくら、甘めのソースが絶品です。キャベツソースカツ丼よりもマイルドで、さらに半熟のたまごがまろやかな味わいに。肉がとってもやわらかく、ごはんと一緒に一気に口の中にかきこみたくなります。やはりイチオシはここでしか食べられない「煮込みソースカツ丼」です。
②「とんかつ とん亭」
会津若松市内でも屈指の行列店として知られる「とんかつ とん亭」。
「会津こだわり丼」は、その名のとおり、お米は会津産コシヒカリ、キャベツももちろん地元産。そして、どんぶりからはみ出るほど分厚いカツには、地元のブランド豚を使用。ブランドは「健育美味豚」または「うつくしまエゴマ豚」。
なんと店主は、私と同姓の鹿目(かのめ)繁さん。残念ながら親戚ではありません。
③「十文字屋」
衝撃のビジュアルのデカ盛りソースカツ丼で有名な「十文字屋」。
十文字屋の名物「磐梯ソースカツ丼」
④「白孔雀食堂」
創業以来継ぎ足されてきた伝統のソース味の名物カツ丼が看板メニューのお店が地元では有名な白孔雀食堂。カツの大きさにきっと誰もが驚くであろうボリューム。完全に蓋からはみ出してます。それもたっぷりはみ出ています。しかも、その大きなカツは2枚乗っています。ご飯を食べるには、かつの一枚を蓋の上に乗せなくてはならない程。店主のこだわりでカツの脂の部分を取り除き、自家製ラードにして、カツを揚げるこだわりよう。甘じょっぱいたれがカツにからみ、ご飯も進みます。
会津若松市内で有名な「ソースカツ丼」のお店を紹介しました。皆様も会津にお越しの際には「ソースカツ丼」をお試しあれ。
【記者 鹿目 哲生】
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