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ザ・戊辰研マガジン

2018年12月号 vol.14

村上殿の日々徒然

2018年12月02日 19:33 by murakamidono
2018年12月02日 19:33 by murakamidono

宇陀市探訪  

 宇陀市は、総じて農業国ですが、歴史的に古い神社が、かなりあります。ただし、 私の実感では「農民による文化創出」では、村上市の農民が上手のように思います。 宇陀市には大和木綿など、いろいろの農民文化がありましたが、多くは壊されてしまい、現代人は、ほとんど知りません。戦後、日本には「歴史文化による金儲け」という思想がなく、「片端から、価値ある昔文化」を壊しました。  戦前の本の随所に宇陀市が出てきますが、それが偏った軍国主義であり、戦後、連合軍によって、そうした本の出版と教育は禁止されました。

 榛原の池田さんという、おじさんが、綿の栽培、糸車による綿糸づくり、木綿織等をしており、大和木綿を継承する、ただひとりの方です。駅から徒歩3分ぐらいのところに池田家があります。池田さんは宇陀市で有名なので、「あぶらや」あたりで聞けば分かります。  榛原駅から電動自転車で、南の方にある宇陀という町まで40分位で行けます。 このあたりに歴史的なものが、いろいろあります。

 奈良には、村上市と違い、「部落問題」があります。これは明治維新以降、拡張されたようです。村上のほうでは「部落」というのは「集落」のことですが、奈良県や大阪などでは、意味が違います。

 榛原駅からバスで菟田野までゆき、そこで電動自転車を借りて、尼寺である青蓮寺へ行けます。この寺に、昔「中将姫」がおられ、悲劇の姫です。村上市でも、戦後まで妊婦が飲んだ「中将湯」は、この姫に由来します。この辺では、中将姫と倭姫(やまとひめ)が格別評判が良いです。倭姫がこの辺を歩いて、天照大神が永久に休まれる所を探し、それが今の伊勢神宮です。

 宇陀市と村上市の景観の比較は、まだ途中であるが、私は村上市にある生家の近くの三面川(みおもてがわ)と連山の写真をLINKEDINに投稿した。2018年8月18日現在、その投稿閲覧者数は3300人となった。自然景観においては、村上市が宇陀市に勝るように思う。    この写真はLINKEDIN, Kazushi Sugawaraの「投稿閲覧者数」で見られます。 写真の左上に番号をふってあるが、12番の写真です。

●米国には、修士課程を修了しても仕事が無い人がいるようです。

●日本に住んでいる漫画家が英語で米国などから出版しています。

●日本の戦前までの文化に興味を持っている外国人がかなりいます。

●外国人というと「男女同権」を言い出しますが、世界で「女王の国」があったのは、多分、日本だけ。伊勢神宮には女神が祀られている。全ての日本人はこの女神の下。

●オーストラリアには原住民が描いた絵画を大量に持って、アトリエを開いている女性がいます。

●「みの」に興味を持つ人が多いです。

●私が作った「(繭から絹糸を作る)座くりに興味を持つ人が相当多いです。

●facebookを「止めた」という女性がいます。日本には「あれは、めちゃくちゃだ」という女性がいます。 提案ですが  戊辰戦争の研究資料などを一堂に集めた「館」のようなものを民家に設け ることはどうでしょうか。分室を、いくつか作る方法もありますが、分室にはコピーでよいかと思います。文章を英文にするのは大変なので、まずは絵・漫画などで、外国などへ知らせる方法もあるかと思います。絵と漫画で、大体のストリーは理解できると思います。外国では「Samurai」が国際用語になっており、「Samurai」に興味を持つ米国人は多いです。

 1980年代、私は太陽電池の研究に従事しましたが、最近の中国における太陽電池は目覚ましく、中国との競合は無理のように思います。とにかく、物質文化で外国と競合するのは難しいので、外国にない「侍文化」と「農村文化」なら競合できると思います。

  故郷の悲しみ  本日、故郷の写真専門家が撮った写真(番号C1-C4)をLINKEDIN, Kazushi Sugawaraに4枚投稿しました。プロフィ―ルにある"Kazushiさんのアクティビティ”でご覧できます。  C2の写真に女性が映っていますが、この方のご主人が数年前に、突然亡くなりました。この写真は村上市の海岸です。市役所を通して外国から寄付を募っていますが、どうなることやら。  150年前、鳥居三十郎の一派が、この辺を通って鼠ヶ関(ねづがせき;右方向にある北の方)へ行き、その辺で官軍と戦いました。村上城下町が火の海になるのを避けるためです。この辺は、故郷の悲しみのある所です。

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 勇気ある、こんな女性を探しています。  航空自衛隊の戦闘機を操縦する、国内初めての女性パイロットが生まれました。私は「国内初」になりたい下記の女性数名を探しています。ご興味のお持ちの方はご連絡下さい。

1 「かやぶき屋根職人」・・・将来は、市等が所有する「かやぶき屋根」を修理する仕事があるだろう。

2 「小さい漆塗りの桶作り職人」・・・桶作りの道具は全てあり。「桶作り」と「漆ぬりの技」をマスターし、国内外に自分の技を発信したい人。

3 200年の歴史を有する「絹織物」の「織り方」を継承し、ビジネスへ、つなげたい方。

4 「漆の林」を手入れし、将来は、国宝関係機関等への売り込みを図ることに興味のある女性。

5「刃物研ぎ」の技を継承したい人。これはすごい。

6「古来の木造大工の技を継承・習得したい人」。仕事は相当に多いようだ。  

 以上の技を、同時に2つ位、習得することはできると思う。 「私は・・・の日本一」になりたいと、勇気がある女性を歓迎します。ご連絡いただい方に、住む場所などをお知らせします。

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「地方創生」ー歴史と文化  現政権は「地方創生」を政策の一つにしているようだが、私は「地方の歴史と文化を理解することが大切である」と思っている。というわけで、地方の歴史と文化を調査研究している個人や団体を支援する政策が大切であると思う。こうしたことを嘆願したい。

 地方の人不足のために、外国人をどんどん入れるようなことでは、国がつぶれる。そのようなことで、米国に対抗できるものではない。米国の農地は、とてつもなく広い。 外国にないのが日本の武家社会の思想である。

 幕末から明治初期に、日本に来た多くの外国人が驚いたのが「日本人のすばらしさ」である。これが日本の強み文化である。

 現宇陀市長と1年半前に話した。当時、彼は「地域創生」のことで、町に「チラシ」を撒いて呼びかけた。集まったのは私一人であった。「宇陀市も歴史と文化で創生はできる」と思うが、今までは、その逆を歩んで来たような気がする。非常に厳しい状況であり、場合によっては「破産市」になる可能性がある。

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