ザ・戊辰研マガジン

2018年11月号 vol.13

福島県立博物館「星先生講演会」会津にGO!

2018年11月06日 12:18 by norippe

11月4日(日) 、今日は会津にある福島県立博物館にて星先生の講演会の日だ。
5時50分、秋晴れの一日がスタート。さすが朝早いだけあってちょっと肌寒い。私の車は家業の仕事で没収されてしまい、今日は会津までバスで行くことになった。運転に気を使うこともないのでとても楽だ。
高速バスはいわき駅前から会津に向かって出発した。乗客は私を含め2名。
たった2人の為に、こんな大きなバスを走らせてしまって申し訳ない気持ちだが、別に私が悪いわけではない。バスは常磐道から磐越道へとジャンクションを折れた。
阿武隈山地をひた走り、途中、小野町インターから2人のお婆ちゃんが乗ってきた。小さな体に大きなリュックを背負ったお婆ちゃんだった。高速バスを使ってどこに行くのだろうか?


郡山駅前に着いた高速バス

7:20分に郡山駅前に到着。
大勢の人がゾロゾロと乗車してきた。サラリーマン風の人もいれば若いカップルもいた。郡山は県の中心地だけあって賑わいが違う。
みんな会津に行く人ばかりなのか?
バスは10分間の休憩を取った。
すると、運転手が客と話し始めた。知り合いの客らしい。
「おう、どこに行くんだよ」
「このバスに乗るっつうことは、会津に決まってっぺ!」
「それはそうだな、あはは」
「今年は戊辰150年で会津の旅館はキャンセル待ちの客でいっぱいらしいよ」
「そうみたいだな」
「これから俺はその戊辰150年の講演会に行くんだ」
「そうが!」
こんな具合の会話をしていた。
この乗客の行き先は私と同じところのようだ。

7:30分、バスは郡山駅前を出発した。郡山インターに入る前に数カ所停車するが、郡山市役所前でリュックを背負ったお婆ちゃん2人が降りた。孫の顔でも見に行くのか。
そしてバスは郡山インターに入り、一路、会津若松へ向かったのである。
磐越道を会津方面に走るのは5年ぶりくらいだろうか。車窓から眺める山々の景色が黄色や赤に色付いて綺麗だ。


磐越道から眺める磐梯山

磐梯山も色付いている。
山にも性別があって、磐梯山は女山と言われている。「猪苗代湖を鏡に化粧する」と歌われているので女山には間違いないのだろう。
猪苗代を過ぎたらいきなり霧が濃くなって来て、行き交う車がライトをつけ始めている。そして何となく寒くなって来た。やはり浜通りと会津では気候が違う。
バスは会津インターを降りて会津若松市内に入った。そして会津若松駅前に到着すると、多くの乗客が降りたのだ。終点の鶴ヶ城前まで行くのは、私と私の前に座っている40代のカップル2人だけだった。カップルの手には観光地図が握られていた。会津観光に来たのだろう。

終点の会津若松合同庁舎・鶴ヶ城前に着いた。朝が早いので人通りはほとんど無い。ちょっと寒かったのでトイレに行きたくなった。
周りを見渡してもコンビニは無い。しかし目の前に合同庁舎があるので、ここでトイレを拝借しようと自動ドアの前に立ったがドアが開かない。
そうか、今日は日曜日なので庁舎は休み?と思ってドアを手で引いてみたら開いた。そして入ったらまた自動ドアがあったのでまた手で引いてみたら開いた。
なんだこの庁舎はと思いながらトイレに辿り着き、無事に用を足す事が出来た。
そして外に出て鶴ヶ城を右手に道路を歩いたのだが、歩道は歩く先々、鳥の糞で汚れ放題だった。道路沿いの店の店主らしき人が糞掃除に糞闘、もとい・・
奮闘していた。せっかくの観光地もこれでは台無しだ。


鳥の糞が延々と続く歩道

鶴ヶ城の北出丸の入り口があったので、久々に城内に入ってみるかと入ってみた。お堀に紅葉がマッチしていて、とてもいい感じだった。
天守閣はいつも変わらず壮大にそびえ立っている。
戊辰150年の案内の旗が至る所に立って雰囲気を醸し出していた。


北出丸濠


北側から見上げた鶴ヶ城天守閣

鶴ヶ城を出たが、会場の福島博物館に入るにはまだ時間があるので、どうしようか考えた。
そうだ!八重の銅像が建ったのでそれを見に行く事にした。
八重の銅像は福島博物館入り口の近くにあった。
銅像をじっくり見たがイメージが違う。 八重はもっとポッチャリしているはず。
上野の西郷隆盛像を見た奥様のイトが「うちの人はこんなんじゃなか!」と言ったそうだが、同じ心境だった。


山本八重の像

八重像をカメラにおさめ福島博物館の入口に向かった。入口には10人くらいの人が開場を待っていた。その中に戊辰研の仲間がいるかと探したがいなかった。戊辰研からは6名が参加予定だが誰も来ていない。私が一番のり。やったぜ!
しばらくして入口が開いた。


博物館入口

受付がいろいろあって、どこでどうすればいいのか分からなかった。来賓受付?そんな訳はない。友の会受付?友の会に入っていないしなぁ!一般受付?自由に入れる一般の方用の受付だ。でも私達は戊辰研メンバーとして名前まで伝えてあるので一般ではないはず。
そうだ!今回この講演会の世話をしてくれたNさんを探そうと思った。
近くにいる係の方にNさんの所在を確認したら、入口の正面で忙しそうに動いていた。
Nさんとは電話では何度か話しをしているが会うのは初めてだった。テキパキとして活気のある方だ。
会場の席まで案内してくれた。
なんと席は会場の一番前だった。
しかもそれぞれの席には戊辰戦争研究会の紙が貼られていた。
そして目の前には来賓席がズラリ。
特等席ではないか!なんだかドキドキして来た。

開会まであとわずかなのに、戊辰研メンバーが誰も来ない。どうしたんだろうと心配しているうち式典が始まってしまった。
来賓の方の挨拶や祝辞が次々と続いて時間が進む。だが、うちの仲間はまだ誰も来ない。
するとこちらに歩いて来る靴音が後ろに聞こえた。来たか?
しかし違った。Nさんの靴音だった。しばらく経ってまた靴音がした。だがまたしてもNさんだった。
そうこうしているうち1時間が過ぎ、第1部の式典が終了してしまったのである。
皆んなどうしちまったんだ?

会場は第2部の講演会の設営準備でザワザワと動き始めた。
すると後ろからドタドタと歩く足音が聞こえて来た。
やっと来たか!この野郎!(^ ^)
と内心思った。でもやっと皆んなに会えて安心した。

星先生の講演会が始まった。
真ん中の大きなスクリーンに、今回のテーマ「真実の戊辰戦争~会津藩は朝敵にあらず~」そして松平容保・徳川慶喜・西郷隆盛・岩倉具視の写真が映し出された。
講演は1時間30分にわたり星先生の熱弁が続いた。そして最後は聴講者との質問討論が始まった。我が戊辰研のDさんからも質問があり、さらに当会員で盛岡大の教授でもあるSさんの補足の弁も聞かれた。とても盛り上がった講演会で、最後は大きな拍手で幕を閉じたのである。


会場内風景

戊辰戦争が終わって150年、年を追うごとに忘れ去られていく過去の出来事であるが、悲劇の舞台に立った会津の人々は、けっして忘れる事のないよう、先の世にも脈々と引き継がれる事を願いこうして講演会を聞きに来ているのだ。
私達、研究会のメンバーも同じ気持ちである。

会場から外に出た。
天気もよく空気が清々しい。
そして私達は第2の目的地に歩き始めたのである。


最後はこれしかない!(^-^)/

(記者:関根)


読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

2018年10月号 vol.12

戊辰戦争研究会が発行するマガジン、「戊辰研マガジン第12号」です。

2018年09月号 vol.11

戊辰戦争研究会が発行するマガジン、「戊辰研マガジン第11号」です。

2018年08月号 Vol.10

戊辰戦争研究会が発行するマガジン、「戊辰研マガジン第10号」です。