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2018年11月号 vol.13

じいじとばあばの東北旅行2018、史跡めぐり仙台編①(瑞鳳寺)

2018年10月30日 19:11 by tama1
2018年10月30日 19:11 by tama1

 東北旅行は仙台、秋田、岩手、会津などに続いて今回で三度目となります。 2018年8/30~9/5までの旅行となりましたが、この度の主目的はFBにも投稿しました ように幼稚園最後の孫の祖父母招待に出ることにありました。 次いで、私の目的は戊辰戦争の史跡めぐり。ばあばは山形の「山寺」ということで、 今回は全てばあばが段取りをつけてくれました。

 年々体力とともに気力も低下して行く 私にとってとても一人で一週間もの旅行が出来る筈もありません。 本当に連れというものの有難さが改めて分る思いでした。 ばあばの組んでくれた旅程に従って行動するという、私にとっては楽で大変有難い言わば大名旅行でした。 感謝感謝!ニコニコ さて、初日の8月30日(木) 伊丹空港より AM:9:50発 ANA735 仙台空港11:05着 仙台空港アクセス線にて仙台市内へ。

 先ずは予約していた広瀬通にあるホテル、ド-ミインExpressに荷物を 預け、近くのインド料理店で昼食(ばあばのお勧めカレ-ナン)をとりました。 実は、私には初めての挑戦になります!勿論、カレ-は大好きなのですが、何せ 大きな草鞋のようなナンを見ただけでお腹いっぱいになるし、果たして食べきれるのか? ばあばは女子会での定番の一つだと言ってますが!?ニヤリ ところが、エキゾチックな雰囲気もあったのか、美味しかったし、意外にも完食出来ました。 またひとつ食わず嫌いがなくなりました。ウマー!!GOOD。 そして向かったのが仙台駅前から出ているバス「る-ぷる仙台」です。

 一日乗車券620円で仙台市内の主要なる観光地を網羅できるという便利な乗り物でした。 これまでの観光は現地でレンタカーを借りて廻るのが常でしたが、高齢者免許となった今年からは、たった一度の違反でもその都度、免停になり、認知機能 テストを受けなければ免許再発行されないという高齢者には厳しい制度になりました故、ばあばが許可をくれません。 ましてや勝手知らない他県では尚更という感もあり、仙台市内はともかく、酒田や鶴岡などは不便でしたが、今回は全てバスや鉄道を利用しました。

  さて、最初の目的地は西南戦争敗者 鹿児島県人七人の墓のある「瑞鳳寺」です。 仙台駅西口バスプ-ル15番乗り場から「る-ぷる仙台」に乗り、4つ目の瑞鳳殿前で下車し瑞鳳寺に向かう坂道左手に「旧薩摩藩士七人の墓」があります。

  2015年に来た時には参道と杉木立の奥にある仙台藩祖伊達政宗公霊屋「瑞鳳殿」や二代藩主伊達忠宗公の霊屋「感仙殿」、三代藩主伊達綱宗公の霊屋「善応殿」の絢爛豪華さに度肝を抜かれた記憶が蘇ってきますが、参道に入る手前のここ「鹿児島 県人七人の墓」やその奥の「瑞鳳寺」には全く気が付きませんでした。

 土下座説明板にも書かれているとおり、明治10年の西南戦争に従軍し戦後官軍に投降した西郷軍は国事犯として全国の監獄舎に護送されたのですね。 ここ宮城県には椎原国幹(西郷隆盛の叔父)以下305人が県監獄舎に収容されたとあります。 この人達は自ら宮城県内の開発を願い出て仙台、塩釜などで開墾作業や築港工事に従事し明治初期の宮城県の開発に大きな役割を果たしたと書いています。 このうち13人は獄中で病のため没してこの地に葬られたのこと。 現在七基を残し六基は遺族に引き取られたとか。恥ずかしながらそういう歴史があったなんて初めて知った次第です。

 東北では未だに薩長憎しという感情が残っているやに聞きますが、長州に比べ薩摩の方は庄内藩と西郷さんの関係や、こちら宮城県への貢献もあるのか、それほど言われないのも何だか分からないでもないですね。 墓所の奥隣りには「瑞鳳寺」があります。

 正宗山 瑞鳳寺 時間の関係で拝観は出来ませんでしたが、さすが、2代藩主伊達忠宗公の造営とか。 全てに風格を感じました。 バス停に戻った時、集中豪雨に出会い、間一髪ずぶ濡れを免れましたが、参道を下りて来ていた修学旅行生たちや観光客の一部の人達は全身ずぶ濡れになったことでしょう。 雨は約15分ほどで上り、巡回してきたる-ぷるバスに乗車。 次の目的地「青葉城」へ向かいました。次号に続きます。

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