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ザ・戊辰研マガジン

2018年06月号 vol.8

故郷の活性化に取り組んで II

2018年05月25日 18:06 by murakamidono
2018年05月25日 18:06 by murakamidono

 その日その日に思いついたことを書いたので、話の流れはばらばらである。在郷農村文化と最先端技術研究開発の実経験から感じることを書いている。日本はこれから厳しい時代に入ると予測しているが、インバウンド観光がその妙薬と思っている。故郷の活性に協力される方がおられたら有難い。

1 養蚕  昨年の夏、蚕の卵がついている繭を20個くらいもらった。今年の5月頃、卵がふ化すると思っていた。ところが、昨年の夏にふ化する卵が数個あった。その後、50匹くらいの蚕が生まれたので桑を与え、最後まで飼った。繭を作る「まぶし」がないので、ワラで編んだ。当時の日記を読むと、 蚕は28日間くらいで繭を作った。繭になって1週間もすると、繭の中から蛾が出てきた。蛾は繭を溶かす液を口から出して出口を作り、そこから出てくる。液体で繭の出口あたりは茶色になる。きれいなものではない。  その後、蛾の様子を観察したが、オスとメスがあり、オスは小さい。メスが卵を産むころ、オスは死んでしまう。蛾は何も食べず、繭のあたりをウロウロするだけ。  蚕は人の助けがないと生きれない。逃げることもしない。行動範囲は1㎝くらい。

2 囲炉裏と中国人観光客  多くの中国人が農村観光にくる可能性が出てきた。「21世紀は農村観光」と思うとうれしくなる。

●節句や正月はもともと中国からきた文化と思う。こうした風習は大切にしなければならない。今度、帰省したら、こうした文化継承を村人に提案する予定である。

●囲炉裏   囲炉裏は日本独自の文化と思うが、村上市で、ボンボン火を焚ける囲炉裏を持っているのはほとんどなく、私の生家くらいのようだ。囲炉裏で、煙をもうもうと立ちあがらせるのは杉の葉。杉の生の葉を「くべる」と煙がもうもうと出るが、これは白アリが発生しないようにするためである。漆ぬりの柱は黒光りで、屋根裏は真っ黒。「火はボンボン。煙はもうもう」と。囲炉裏の上に「火だな」がある。ここに柿をつるして、干し柿をつくる。おいしいが、渋柿の質が決め手。 私は囲炉裏を作れので、外国に売れないかと考えている。 3 引きこもり主婦  日本に引きこもり主婦が56万人いるそうだ。こうした方をご存知でしたら、お知らせ下さい。「引きこもり」とか「ウツ」は野イチゴ、アケビ、綿の花、夕顔などに手を触れ、カンピョウ、チマキ、笹団子なを作ると治ると思う。精神的な悩みは、人間関係に由来することがあるので注意が必要である。

4 村上在郷の民家を世界記憶遺産に嘆願運動

村上在郷の家は大きく、清潔、立派です。とてつもなくきれいで清潔なのだ。昭和30年代までは、「草屋根」の家が多かったが、昭和の終わりごろ、殆どの家が建て替えられた。建てたのは地元の大工さん達。村上城下町の北に「門前川」がある。その川の向こうが山辺里(さべり)という集落。旧朝日村の家が特に立派なので、私は家主の許可を戴いて多くの写真を撮った。また、大工さんたちの作業場も見せて戴いたが、非常に広く観光の目玉になりそう。今年は、大工さんたちを中心に、「村上在郷の民家を世界記憶遺産に申請しょう」という運動を考えている。「そんな事できるの?」と人もいりうがいるが、そんな議論は要らない。「まずは努力。努力もしないで議論してはならない。」  昔の家と現代の家の違いは、最近の家には囲炉裏がないこと。「家が、すすける」ので囲炉裏を作らなかったようである。もう一つは、最近の家は「総2階にしたため、高さが非常に高い。昔の家は大きく、屋根が低いので、屋根に上っても危険を感じなかったが、最近の家は怖い。これが問題になる可能性がある。少子化で、高い屋根に上る人がいなくなる可能性がある。 5 外国に誇れる養蚕絹文化史 日本には溢れるほどの「米国コピー」が多い。見渡かぎり「コピー」である。大作のように思えるものでも、コピーはコピーで二束三文。以下が外国に誇れるい日本文化である。日本が自ら考え、外国人にはまねのできない文化である。

● 西陣織、伊達平(ひら)、山辺里平、五泉平など・・・これらの織り方は、まず外国人にはできないように思う。「何がどう違くか?」。まずは見て触れることだ。

● 富山の風の盆・・・この踊りは非常に難しく、日本人にとっても難しい。

● 富岡製糸場・・・建物の構図は素晴らしい。日本独特の外観である。

● 繭の花・・・酒井登巳子先生と故郷のご婦人グループの繭の花は抜群で、他の方(日本人と外国人)には真似ができない。

● 大面積平面繭・・・故郷の1畳ほどの広さの平面繭は世界で故郷だけ。ノーベル賞級だろう。

 6 鍛冶屋と米国の大学院生

 日本に鍛冶屋はほとんどなくなりましたが、村上城下町には「鍛冶町」があります。 現在は鍛冶屋はいませんが、鍛冶屋の現場をそのまま残している家が一軒だけあります。昨年、そこの当主さんと直接話しましたが、今は、観光説明だけしています。  ところで、米国の大学院生に日本の鋳物や鍛冶の歴史を研究されている方がいます。漢字の読み能力はすごいです。日本人には「田舎に文化など、ありゃしない」と議論している人もいる。そう言っている間に、米国人は研究して学位をとり、学術機関に勤務する。賢い人なのだろう。  私の生家の近くにも戦後まで、鍛冶屋さんがありましたが、今は、ありません。 鍛冶屋も観光資源になると思いますので「ふいご」を作りたいと思いますが、「鍛冶で何をつくるか」が問題です。故郷の山の方に、戦国時代、日本最大の金山がありました。この金山を掘るには道具が必要。そうした道具を作る集落があり、苗字が鍛冶と関係があります。苗字に歴史を感じます。故郷では、直系30㎝位の「金のボール」をお持ちの家もあるようです。今年は見たいと思いますが、「どう話を持ってゆくか」ですね。京都のあるお寺に、故郷で作った金の扉があるそうですが、これは歴史秘話です。

7 本家

●集落に120軒あっても、本家をたどると数軒になり少ないです。 「いつ頃、集落ができたか」ですが、集落の神社・祭神をたどると、分かるような気がします。私の故郷集落の祭神は、もともと「こしょうさま」です。ということで、集落ができたのは、奈良時代初期の可能性もあります。  故郷には、「そのむかし」戦いがあったという口承はないため、そのへんは原生林で、戦いはなかったように思います。ただ、何となく軍事的には天皇の後ろ盾があったように思います。故郷の苗字をたどると、斎藤、菅原、高橋が古るそうです。

8 米国人気質 米国にはいろいろの人種がいるが、彼らは総じておおらかである。

●ネズミ  私は、戦後、まだ目のあかないネズミの子・数匹みて感動した。とても可愛いです。 色は淡いピンクです。ある米国人が、ネズミを見て、可愛いと思った。この方は、耳が大きい可愛いキャラクターを思いついた。やがて、これがディズニーランドに発展してゆく。 ネズミが大きなビジネスにつながる。私は「可愛い」と思ったが「キャラクター」までは考えつかなかった。さすがは欧米人。目の付けどころが違います。

●私はカリフォルニアにあるデズニ―ランドへ行ったが、タッチの差で、閉園時間の後だった。若い青年が「あなたに見せてやろう」と案内してくれた。「さすが」と思った。

●私の知人がスピード違反で警察に捕まった。米国のパトロール車の運転席の右上にはカービン銃が下げてある。知人は「トイレに行きたいので急いでいました」と言った。 警察官が言った「そうか。早く行け。」 

●私は高齢のおばさんの家に住んだ。私が「家賃は?」と聞いたら、「いらないよ」とのこと。ただ、週に一度、紙類を地下へ行って燃やしてくれ。「それとサクランボもぎをしてくれないか」とのこと。アメリカの古き家の地下には、だるまストーブのようなものがあり、屋根の上まで煙突が立っている。ストーブの中には、パイロットの火がいつも灯っている。この中に、紙類を投げ入れる。食べ物の残りは、全部細断して流す。生ごみはない。アメリカサクランボはザクザクなる。美味しい。米国に留学する日本人は、お金があるせいか、自動車を買って通学する。私は「お金がない」から、授業料はただで、生活費をもらった。「お金がない」のはいいことです。

●米国人は、木を切らない。「木を切るのはかわいそう」と思うからなのだろう。 若い女性は裸足で歩道を歩いている人がいる。足の裏を刺激すると健康によいようだ。

●米国の高齢のおばさん曰く「まずは、自分の故郷の歴史文化を分かることだ」。 「知ることではない」「分かることだ」。高齢のお婆さんの言うことは、神様からのお告げのように思う私。故郷の歴史文化に注力しているのはそうした影響かと。

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