ザ・戊辰研マガジン

vol.2

おいしい東北の日本酒③

2017年12月13日 22:15 by date

 美人と聞いて飛びつくのは私の常であるが、「南部美人」となるとちょっと
躊躇する。
  それが明治の御一新(明治維新のこと)後の改易のときに、私の出身地で
ある宮城県の仙南地方には南部藩が移封された、わずか半年のことだが
宮城県仙南地区は南部藩になってしまった、つまり宮城県と福島県の間に
岩手県(南部県)が割り込んだ形になる。
 だからひょっとすると私は、宮城ではなく岩手県出身ですと言わなければ
ならなかったのだろうか。
  さらにおいしい「南部せんべい」は、「白石せんべい」か「角田せんべい」に
なっていたかも知れない。
  だが南部藩は明治新政府に70万両を献上して、20万石の南部藩は
13万石で盛岡に戻れたのである。実際の献金は領民から集めた5万両で
あるが、盛岡近在の領民らの「白石天転封反対運動」の賜物であろう、しかし
そのことで尾去沢銅山が国に取られ、地元経済は立ち遅れた。

    株式会社南部美人
       岩手県二戸市福岡字上町13
       1902年創業

 さて、南部美人は日本ではどのように評価されているのか。
日本には日本航空というナショナルフラッグ航空会社があるが、その機内酒に
採用されているのが「南部美人」である。日本航空以外にもエミレーツ航空、
エティハト航空の機内酒にも採用されている。
 日本を代表するアルコールである日本酒の 更に代表の日本酒が「南部美人」である。
その「南部美人」を呑んだ私の感想は、たったひとことで言える, 「うまい」。
 伊達藤五郎(関東支部)
(文中の感想はあくまで個人の事情によるもので、研究会は関係ありません)

参考文献:現代書館刊「盛岡藩」 佐藤竜一著

                                          伊藤 剛

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